手軽に貼って模様替え国産セラミックタイルを
DIYで自分好みにアレンジする
好きな場所に自分で施工可能
キッチンや洗面所、リビングの壁…。彩りがほしいスペースに、タイルを自由にアレンジできたら、家の中が新鮮に蘇る。でも施工業者に依頼するにはコストもかかるし、1枚1枚DIYで貼るにはハードルが高い。
そこで今、人気なのがタイルシート。本物のセラミックタイルなのに裏面がシール状になっていて、これを剥がして貼るだけで簡単に施工が可能。シールの強度により、雰囲気を変えたいときは剥がして張り替えることも。部屋の模様替えを手軽に楽しめるのが魅力だ。代官山の「D.I.Y.TILE」で、その使用感を試してみた。
素朴で味のある美濃焼をタイルに
「タイルシートは好きな場所に好きなだけ手軽に貼れるので、人気ですね」と、「D.I.Y.TILE」のアドバイザー大塚さん。代官山に店舗を構えるこちらでは、味わいのある美濃焼のタイルを中心に、ガラスやガラスと焼物のミックスタイル、ガラスタイル、一部イタリアからの輸入タイルを揃えている。
「裏面が貼り直しのできるシールの場合は砂壁や布クロス、特殊加工の化粧合板以外、だいたいのものに貼ることができます。しっかり貼れて剥がれないシールの場合にはどこでもOKです。セラミックなので耐火性、耐熱性、耐久性もあっておすすめです」。
15cm×15cmの正方形サイズを使いたい大きさにカットして張り合わせたり、長方形や正方形、ランタンなどユニークな形のピースを、1枚ずつ貼っていったり。
「最初は広い面よりも、IHのまわりなど、ポイントでちょっと貼ってみるのがおすすめです。様子を見ながら増やしていくとよいと思います」。
階段の段差の部分に貼るなど、色んな発想で楽しむ人も。貼り方をマスターしてアレンジを楽しみたい。
貼り直しができる手軽さ
「D.I.Y.TILE」で扱うシールは、貼る面の状態に合わせて選べる3タイプ。このうちいちばん扱いやすい「ふしぎなシール」は、失敗しても簡単に剥がせるし、気分を変えたいときは貼り変えることができるのでおすすめ。
「貼るときはまず垂直をとるのがポイントです。タイルには1枚1枚L字型の目地が入っているので、L字の向きを間違えないように、左側から合わせて貼っていきます。すべて貼ったら、最後は目地ネットで仕上げることによって、目地にゴミが入ることも防げるし、より本施工っぽい仕上がりになりますよ」。
強い接着力でしっかりくっつくのに、剥がしたくなったらピーリング剤を使えば簡単に取り外せるので、賃貸の人でもトライできる。人気のボーダー柄やモザイク柄など豊富に揃ったタイルを、インテリアに合わせて自由に楽しみたい。