狭小アパートをギャラリーにアートとアンティークで彩る
スケルトンの実験空間
自由度の高い賃貸を見つけて
「ここまで何もない空間ってなかなかないですよね。オーナーに理解とセンスがないと、こんな思いきったリノベはできないと思います」。
amanojackさんが暮らすのは25㎡の賃貸マンションの一室。リノベ済みの物件に絞り探す中で、躯体現しのスケルトンの部屋に出会った。
「何もない空間がよかったんです。自分の生活に合わせて、好きなようにつくり変えられるので。ここは理想的でした」。
東向きのため、朝、やわらかい光が差し込んでくるが、コンクリートの壁に吸収される。
「冬は寒いですよ(笑)。でもそれは僕には欠点にはならないんです。それよりもウソっぽい質感が嫌いで。プラスチック、クッションフロア、メラミンなどが苦手です(笑)」。
素材感にこだわり、余計なものを削ぎ落とした空間を独自の感性で思い通りに彩り、amanojackさんは暮らしている。
amanojackさんが暮らすのは25㎡の賃貸マンションの一室。リノベ済みの物件に絞り探す中で、躯体現しのスケルトンの部屋に出会った。
「何もない空間がよかったんです。自分の生活に合わせて、好きなようにつくり変えられるので。ここは理想的でした」。
東向きのため、朝、やわらかい光が差し込んでくるが、コンクリートの壁に吸収される。
「冬は寒いですよ(笑)。でもそれは僕には欠点にはならないんです。それよりもウソっぽい質感が嫌いで。プラスチック、クッションフロア、メラミンなどが苦手です(笑)」。
素材感にこだわり、余計なものを削ぎ落とした空間を独自の感性で思い通りに彩り、amanojackさんは暮らしている。
足りないものはDIYで制作
何もないコンクリートの箱の中には、まずDIYでパウダールームをつくった。
「脱衣や洗面を行うところを目隠ししたかったんです。引っ越す前に図面を描いて、この場で造りました」。
柱をつくり、白くペイントしたベニヤ板を壁として立たせて、住宅の基礎に使われる鋼製束で支えた。石膏ボードがむき出しだったバスルームまわりの壁は、自由に塗装ができたので白くペイント。
「他にも下駄箱や棚、ベッドのフレームなどもDIYで作りました。家具を探しても、ちょうどいいものに出会うのにはタイミングがあるので、見つからないと自分で作ってしまいますね」。
コンクリートに包まれた空間の中で、唯一残っていたのはキッチンの薄い緑色のタイル。
「これを残しておいてくれたのはうれしかったですね。普通、リノベするなら取ってしまえ、となると思うんですけど」。
淡いモスグリーンのような、昭和の雰囲気も感じられるタイルが、古道具やアンティークの雑貨、植物柄のマグカップなどに調和する。
「脱衣や洗面を行うところを目隠ししたかったんです。引っ越す前に図面を描いて、この場で造りました」。
柱をつくり、白くペイントしたベニヤ板を壁として立たせて、住宅の基礎に使われる鋼製束で支えた。石膏ボードがむき出しだったバスルームまわりの壁は、自由に塗装ができたので白くペイント。
「他にも下駄箱や棚、ベッドのフレームなどもDIYで作りました。家具を探しても、ちょうどいいものに出会うのにはタイミングがあるので、見つからないと自分で作ってしまいますね」。
コンクリートに包まれた空間の中で、唯一残っていたのはキッチンの薄い緑色のタイル。
「これを残しておいてくれたのはうれしかったですね。普通、リノベするなら取ってしまえ、となると思うんですけど」。
淡いモスグリーンのような、昭和の雰囲気も感じられるタイルが、古道具やアンティークの雑貨、植物柄のマグカップなどに調和する。
蚤の市でお宝を発掘
「古いものが好きで、東京蚤の市や大江戸骨董市などに行っています。蚤の市は僕にとって宝探しですね」。
アンティークの家具や雑貨はもちろん、ドライフラワーや生地の端切れなどを自分でアレンジしては、ディスプレイを楽しんでいる。
「ヨーロッパの古いものが好きなんです。ダイニングのイスはフランスのアンティークショップで買って送ってもらいました。送料の方が高かったんですけどね(笑)」。
ダイニングテーブルは古い足場板を使って作った天板に、アイアンの脚を自分で組み合わせたもの。蚤の市で買った文字盤を活かして作った時計も、この空間の中で時を刻んでいる。
「セオリーは特に意識していなくて、こうしたら面白いんじゃないかな? と思うことをやってみています」。
次に手をつけたいのは床とクローゼットなのだそう。
「フローリングかカーペットを床に敷き、木単管を使ってクローゼットを作りかえようかなと。ネットで情報を集めては、プランを練って楽しんでいます。いずれは自分で一からリノベーションをやってみたいですね」。
アンティークの家具や雑貨はもちろん、ドライフラワーや生地の端切れなどを自分でアレンジしては、ディスプレイを楽しんでいる。
「ヨーロッパの古いものが好きなんです。ダイニングのイスはフランスのアンティークショップで買って送ってもらいました。送料の方が高かったんですけどね(笑)」。
ダイニングテーブルは古い足場板を使って作った天板に、アイアンの脚を自分で組み合わせたもの。蚤の市で買った文字盤を活かして作った時計も、この空間の中で時を刻んでいる。
「セオリーは特に意識していなくて、こうしたら面白いんじゃないかな? と思うことをやってみています」。
次に手をつけたいのは床とクローゼットなのだそう。
「フローリングかカーペットを床に敷き、木単管を使ってクローゼットを作りかえようかなと。ネットで情報を集めては、プランを練って楽しんでいます。いずれは自分で一からリノベーションをやってみたいですね」。