真鍮プレートを創る Part2 末長く愛用したい
オリジナル作品が完成
木槌で叩いて成形する
鎌倉の金属工芸工房「WATO」のワークショップに参加し、鍛金でオリジナルの真鍮の小皿2枚をつくるシリーズの2回目。今回は、火にかけてやわらかくなった板を成形していくところからスタートする。
「バーナーを使い、約700〜800℃まで真鍮の板を熱します。すると、かたくて形を変えられなかった真鍮が、手で曲げることができるぐらい、やわらかくなります」(金工作家・小笠原加純さん)。
酸化膜ができたことで、マットで複雑な色合いに変化した板を、木槌で叩いて丸みをつけていく。
「平らを出すのが大変な作業なんです」。
金属の板は叩けば叩くほど張りが出て、引き締まっていくのだそう。手をかけるほどに応えてくれる感覚を無心になって味わいたい。
「好みによるのでどちらでもいいのですが、今回は最後にお皿の縁の部分を打ちます。これによって重厚感が生まれます」。
縁にも手を加えて成形まで終えた板は、唯一無二の一枚。ここで完成としてもよいが、酸化膜を洗い流す仕上げの工程に入っていく。
「バーナーを使い、約700〜800℃まで真鍮の板を熱します。すると、かたくて形を変えられなかった真鍮が、手で曲げることができるぐらい、やわらかくなります」(金工作家・小笠原加純さん)。
酸化膜ができたことで、マットで複雑な色合いに変化した板を、木槌で叩いて丸みをつけていく。
「平らを出すのが大変な作業なんです」。
金属の板は叩けば叩くほど張りが出て、引き締まっていくのだそう。手をかけるほどに応えてくれる感覚を無心になって味わいたい。
「好みによるのでどちらでもいいのですが、今回は最後にお皿の縁の部分を打ちます。これによって重厚感が生まれます」。
縁にも手を加えて成形まで終えた板は、唯一無二の一枚。ここで完成としてもよいが、酸化膜を洗い流す仕上げの工程に入っていく。
最後の仕上げ作業へ
形が完成した後は、火にかけたことで表面に付いた酸化膜を洗い流す作業へ。酸につけた後、クレンザーと重曹でこすってキレイに落としたら、最後は蜜蝋を塗って保護膜をつける。板に指が触れると指紋がつきやすいので注意しつつ、布で拭きあげれば完成。
「普段のお手入れは中性洗剤とやわらかいスポンジを使って洗います。汚れや変色が気になるときは、クエン酸を溶かした水につけ置くか、重曹に水を混ぜてペースト状にしたもので円を描くように磨けばピカピカになります」。
大切にお手入れしつつ、末長く愛用したい。
「普段のお手入れは中性洗剤とやわらかいスポンジを使って洗います。汚れや変色が気になるときは、クエン酸を溶かした水につけ置くか、重曹に水を混ぜてペースト状にしたもので円を描くように磨けばピカピカになります」。
大切にお手入れしつつ、末長く愛用したい。
抗菌効果もある金属製品
小皿やランプシェードなどのワークショプは、当日完成して持ち帰ることができるが、何日かかけてグリルパン、ミルクパンに挑戦することも。
「金属製品は熱伝導率が高く、熱が均一に通るため、お料理もおいしくなります。銅鍋で温めた牛乳もおいしいですし、大根などをコトコト煮ても素材の美味しさが引き出されますよ」。
抗菌効果に優れ衛生的なのも嬉しいポイント。ものづくりの楽しさを味わうとともに、日常の道具として愛用をおすすめする。
「金属製品は熱伝導率が高く、熱が均一に通るため、お料理もおいしくなります。銅鍋で温めた牛乳もおいしいですし、大根などをコトコト煮ても素材の美味しさが引き出されますよ」。
抗菌効果に優れ衛生的なのも嬉しいポイント。ものづくりの楽しさを味わうとともに、日常の道具として愛用をおすすめする。