家族構成の変化にも対応パレットを組み合わせて
自在に家具を作る
国産木材「サワラ」で作られたパレット
パレットとは、荷物を載せる時に使うすのこ状の台のこと。フォークリフトの差込口があるパレットは平パレットと呼ばれ、荷物を保管したり輸送する際に、トラッックやコンテナ、倉庫などで活躍している。
その平パレットを、並べたり、重ねたりすれば、簡単に家具を作ることができる。
長年ウッドパレットを作り続けてきた永森木材の『Pallet Lab.(パレットラボ)』は、ウッドパレットの特性を熟知している職人が制作している。
岐阜県の中津川市の森で育った「サワラ」という、日本の針葉樹の中では最も軽い木材を使用。ほのかな木の香りには「サワラニン」というリラックス効果のある成分が含まれている。
水や湿気に強く、防ダニ、抗菌効果が期待できる素材は、ベッドのマットレスを置く台として使うと、通気性もよく、心地よい寝室を作ることができる。
家族ベッドから子どもベッドを作るのも簡単
パレットの重量は1枚約7kg。簡単に持ち運ぶことができる重さだ。
10枚並べて幼い子どもと一緒に寝るベッドを作り、ひとりで寝られるようになったら4枚を子ども部屋に運んでシングルベッドを作るなど、家族構成の変化に合わせて、柔軟に寝室を作り変えることができるのがパレットベッドの魅力だ。
パレットは重ねればテーブルやベンチになる。植物を飾るコーナーを窓辺に作るのもいい。
パレットの下にキャスターをつけたり、ペイントしたり、DIYの楽しみも増えるはず。
リユースパレットをDIYする
荷物の運搬用に使われるパレットは、使用後に廃棄されることが多い。
そんなユーズドのパレットをリメイクして家具にしているインテリアマスターがいる。
パレットの隙間に靴を収納する下駄箱にしたり、ユーズドならではのラフな質感を活かしたテーブルを作ったり。
パレットには木製の他に、軽量で頑丈なプラスチック製のものもある。
パレットのリユース品は検索するといろいろと見つかる。アイディア次第でリーズナブルかつ環境に優しい家具を作ることができるので、ぜひ挑戦していただきたい。