植物の力を生かすアイディア-3虫除けキャンドルと
サシェを作る
ユーカリやローズマリーなどの一部の植物には、シトラールやシトロネラ、カンファーといった虫が嫌う成分が含まれている。
その成分を生かした植物の楽しみ方を、初回はハーブを寄せ植えにする方法、2回目はリースやスワッグを作る方法を習った。
今回は、『ビオトープ・ナーセリーズ』の佐藤みのりさんと長谷川維さんに、虫除け効果のあるキャンドルとサシェの作り方を教えていただいた。
ちなみに、市販のアウトドア用の蚊除けのキャンドルにもシトロネラが使われているものが多い。今回は、同様の蚊除け効果のあるキャンドルを、使って、そして飾って楽しめるものをハンドメイドしてみた。
虫除けキャンドルの材料
まず、虫が嫌うアロマオイルが必要となる。ティーツリー、ラベンダー、ペパーミント、シトロネラ、レモングラス、ゼラニウムなど。これらを組み合わせて、好みの香りを作るのも楽しい。
今回教えていただいたのは、グラスを2つ用意し、外側のグラスにハーブや飾りを入れ、内側のグラスにアロマオイルを加えたパラフィンワックスを入れる方法。
外側は夏らしく海辺のアイテムで飾ってもいいし、シルバーリーフのハーブをメインに使ってシックなキャンドルを作るのも素敵。イメージに合ったオーナメントを準備したい。ベランダで育てているハーブを剪定したものをドライにして、それを材料にするのも楽しい。
手作りキャンドル用のパラフィンワックス、ワックスを溶かす鍋も用意する。
虫除けキャンドルの作り方
まず、外側を好みのアイテムでデコレーションしていく。多すぎるかなというぐらい入れるのがコツ。冷めると白くなるパラフィンワックスを入れるので、中に入れたものが霞むことを考慮する。見せたいものはガラスにぴったりとつけるようにして入れると、ワックスを流し込んでもガラス越しによく見える。
鍋でキャンドル用のパラフィンワックスを溶かし、溶かしたワックスを外側に流し込む。
内側のグラスには、虫除け効果のあるアロマオイルを入れたパラフィンワックスを入れる。キャンドル用の芯と立てておくことを忘れずに。
アロマワックスサシェを手作り
アロマオイルを入れたパラフィンワックスを、壁に飾ったり、ドアノブに下げたりして香りを楽しむことができる。アロマに、蚊が嫌いなものを選べば、虫よけ効果も期待できる。
上で教わった蚊除けキャンドルの作り方の応用で、簡単にサシェも作ることができるのだ。
蚊が嫌いなアロマオイルを加えたパラフィンワックスに、ドライフラワーなどを飾る。生のハーブを使えば、飾っているうちにドライになっていくのも楽しい。
「ADAM ET ROPÉ BIOTOP」の1階の「BIOTOP NURSERIES」は、「SOLSO」が運営しているショップ。今回教えていただいた蚊除けキャンドルの他にも、テラリウムや苔玉ハンギングのワークショップを行っている。
OPEN/11:00~19:00
東京都港区白金台4-6-44 1F
TEL :03-3444-2894