![こんなスツールを作りたい! Part2 大事なポイントをおさえて 堅牢なスツールを組み立てる こんなスツールを作りたい! Part2 大事なポイントをおさえて 堅牢なスツールを組み立てる](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115117/181108sou.jpg)
こんなスツールを作りたい! Part2大事なポイントをおさえて
堅牢なスツールを組み立てる
丁寧な素地調整で表面を美しく
DIYで木製スツールをつくる企画の第2回。前回は、脚や貫(十字の部分)を準備する構造加工のところまで終了。今回は実際に組み立てて形にするところまでやってみる。
「ポイントは、組む前に行う素地調整です」とスタッフの方。仕上げに塗装をした時に、ムラをつくらないよう表面の粗さを均一にしておくことが大事だそうだ。目がざらついているところ、傷のつきやすい角のとんがり部分に、サンドペーパーをかけて面取りを行う。サンドペーパーは、最初は粗めの180番、仕上げは細かい240番を使い分ける。2回に分けて丁寧にかけていくことが美しさの秘訣だ。
「ポイントは、組む前に行う素地調整です」とスタッフの方。仕上げに塗装をした時に、ムラをつくらないよう表面の粗さを均一にしておくことが大事だそうだ。目がざらついているところ、傷のつきやすい角のとんがり部分に、サンドペーパーをかけて面取りを行う。サンドペーパーは、最初は粗めの180番、仕上げは細かい240番を使い分ける。2回に分けて丁寧にかけていくことが美しさの秘訣だ。
![サンドペーパーは薄いので木片にはりつけて使う。粗めの180番、細かい240番で2回に分けて研磨。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115031/181108sou-001.jpg)
サンドペーパーは薄いので木片にはりつけて使う。粗めの180番、細かい240番で2回に分けて研磨。
![タイトボンドを貫の相欠きのところの接着面につけ、ヘラを使って均一にならしていく。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115033/181108sou-002.jpg)
タイトボンドを貫の相欠きのところの接着面につけ、ヘラを使って均一にならしていく。
![貫を組み立てる。入りにくい場合は玄能でたたく。この時、木を傷めないよう当て木をする。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115034/181108sou-003.jpg)
貫を組み立てる。入りにくい場合は玄能でたたく。この時、木を傷めないよう当て木をする。
![はみ出たボンドを、水をつけたブラシできれいに落とす。固まるまで(30分くらい)待つ。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115037/181108sou-004.jpg)
はみ出たボンドを、水をつけたブラシできれいに落とす。固まるまで(30分くらい)待つ。
![脚のダボ穴にボンドをつける。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115040/181108sou-005.jpg)
脚のダボ穴にボンドをつける。
![貫と脚との接合部(ホゾ)にもボンド。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115042/181108sou-006.jpg)
貫と脚との接合部(ホゾ)にもボンド。
素材を傷めないようしっかり接合
タイトボンドをつけたら組み立てていこう。隙間が出ないようしっかりと組み立てるためには、ひとつひとつ確認をしながら行うことが大切。空いているところがある場合は、玄能でたたいてぴったりと接合させるが、この時素材を傷めないよう当て木をしてたたく。ビスを打つときはまず脚に端金をかけて、しっかり接合させてから行う。4本の脚をそれぞれ順番に。
こうして脚を組み立てたら、ダボ穴に木ダボを埋め込みライフソーで余分なはみ出しをカット。素材の表面を傷つけないように、刃を脚に沿わせるように扱おう。
こうして脚を組み立てたら、ダボ穴に木ダボを埋め込みライフソーで余分なはみ出しをカット。素材の表面を傷つけないように、刃を脚に沿わせるように扱おう。
![脚を組み立てる。1本の脚に上と下の貫を合わせるところから始める](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115044/181108sou-007.jpg)
脚を組み立てる。1本の脚に上と下の貫を合わせるところから始める。
![脚を1本ずつ貫と接合させていって完成。立ててみて確認する。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115046/181108sou-008.jpg)
脚を1本ずつ貫と接合させていって完成。立ててみて確認する。
![当て木をして玄能でたたき、しっかりと接合させる。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115048/181108sou-009.jpg)
当て木をして玄能でたたき、しっかりと接合させる。
![脚に当て木をして端金で圧締し、ホゾをしっかり埋め込む。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115050/181108sou-010.jpg)
脚に当て木をして端金で圧締し、ホゾをしっかり埋め込む。
![インパクトドライバーを使ってビスでとめる。すべての脚に行う。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115053/181108sou-011.jpg)
インパクトドライバーを使ってビスでとめる。すべての脚に行う。
![玄能を使って木ダボをダボ穴に埋める。埋める前にサンドペーパーで面を取っておく。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115056/181108sou-012.jpg)
玄能を使って木ダボをダボ穴に埋める。埋める前にサンドペーパーで面を取っておく。
![アサリ(刃先の開き)のないライフソーで、はみ出ている木ダボを切り落とす。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115059/181108sou-013.jpg)
アサリ(刃先の開き)のないライフソーで、はみ出ている木ダボを切り落とす。
がたつきがないかを確認、調整
組み立てたら、サンドペーパーで全体に研磨してならし、平らな面に置いてがたつきがないかどうか確認しよう。がたついている場合は、がたついていない方の2本の脚のどちらかが長いことが原因。スツールを立たせて長い方の脚の下に、ノコギリを入れて調整する。
脚と座面を接合させる際は、座面の木目に対して平行か斜めかを好みで決める。取り付ける位置は、直角の定規を使い、端からの長さをきちんと揃えて決定。Fクランプで机にしっかり固定し、インパクトドライバーでビスを打ったら完成!
脚と座面を接合させる際は、座面の木目に対して平行か斜めかを好みで決める。取り付ける位置は、直角の定規を使い、端からの長さをきちんと揃えて決定。Fクランプで机にしっかり固定し、インパクトドライバーでビスを打ったら完成!
![サンドペーパーをかけて脚全体をならす。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115102/181108sou-014.jpg)
サンドペーパーをかけて脚全体をならす。
![平らな面でがたつきがないか確認し、あればノコギリで調整。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115105/181108sou-015.jpg)
平らな面でがたつきがないか確認し、あればノコギリで調整。
![脚の下裏にサンドペーパーをかける。4カ所のエッジも全てかける。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115106/181108sou-016.jpg)
脚の下裏にサンドペーパーをかける。4カ所のエッジも全てかける。
![座面は裏、表、側面の全体をサンドペーパーで研磨。これも2段階で。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115108/181108sou-017.jpg)
座面は裏、表、側面の全体をサンドペーパーで研磨。これも2段階で。
![脚に座面を取り付ける。裏側にして直角の定規を当て、同じ長さをとって脚の位置を中心に合わせる。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115111/181108sou-018.jpg)
脚に座面を取り付ける。裏側にして直角の定規を当て、同じ長さをとって脚の位置を中心に合わせる。
![Fクランプで固定して、インパクトドライバーでビスを打っていく。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115113/181108sou-019.jpg)
Fクランプで固定して、インパクトドライバーでビスを打っていく。
![これで完成! 次回はいよいよ仕上げへ。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10115115/181108sou-020.jpg)
これで完成! 次回はいよいよ仕上げへ。
![「WOOD WORK CENTER」は、オーダーメイド家具の設計・製造を行う「相談家具屋」が運営。木工教室、ワークショップなどを通して木工DIYライフをサポートしてくれる。](https://img.tokosie.jp/2018/11/10210743/181108sou-021.jpg)