テクタのカンチレバーバウハウスの名作
カンチレバーチェア
バウハウスのデザイン思想を伝承するドイツTECTA(テクタ)社のカンチレバーチェアを特集。ミース・ファン・デル・ローエによる世界で最も美しいカンチレバーチェア、バウハウス出身のマルセル・ブロイヤーがデザインしたチェアなど1920年代の名作や、伝統を守りながらもバウハウスの発展を目指しているテクタ社によるミニマルなデザインに注目。その独特な構造は、見た目の美しさだけでなく、弾むような快適な座り心地も兼ね備える。
《B42 CHIAR・D42 CHIAR》
1927年にミース・ファン・デル・ローエがデザインした名作。オランダの建築家で、カンチレバーの生みの親といわれるマルト・スタムがデザインしたカンチレバーチェアに影響を受けたミースがデザインしたもの。流れるような曲線を描くスチールレッグは、美しいフォルムとともに、弾むような快適な座り心地も兼ね備える。「B42・D42」は、誕生から90年が経ったいまなお、世界で最も美しいカンチレバーチェアと称される逸品。
《D40 CHIAR》
バウハウス出身で、モダニズムの父のひとりとして称されたマルセル・ブロイヤーが1928年にデザインしたカンチレバーチェア「D40」。アームからレッグにかけてS字を描くような個性的なフォルムが特徴で、スチールパイプフレームに、ファブリックシート、ウッドアームという美しい素材合わせも魅力。ブロイヤーは1925年に代表作ワシリーチェアで、世界初となるスチールパイプの家具を制作した。
《B20 CHIAR》
バウハウスの思想を継承しながら機能とデザインを融合させた家具を作り続けるテクタによって1981年にデザインされたダイニングチェア「B20」。「TUBE APLATI(チューブ・アプラティ)」というスチールパイプの荷重が掛かる部分を平らに潰すという技術により、カンチレバー構造の強度と安定性を上げたもの。スチールパイプは1920年代にはなかったクロームメッキに、籐編みのディティールはオリジナルを踏襲。
《D41 CHIAR》
チューブ・アプラティとカンチレバー
テクタとバウハウス
2月18日から3月20日までアクタス各店舗にて、「THIS IS TECTA ─バウハウスの名作家具展─」が開催中。ドイツ、テクタ社から届いたバウハウスのオリジナルモデルや、日本初となるモデルが登場。 また、新宿店ではミース・ファン・デルローエのD42チェアのオリジナルモデルや、ジャン・プルーヴェデザインの木製タイプのスタンダードチェアなど、ドイツ本社のTECTAミュージアムに展示されている貴重なバウハウスコレクションの中から美術館クラスのお宝デザインが特別展示される。
TECTA(ACTUS)
03-5269-3207
商品価格は、消費税別の本体価格です。