KVADRAT/RAF SIMONSのクッション色と素材が際立つ
ラフ・シモンズのテキスタイル
業界を超えた革新的なコラボレーションとして話題を集める「KVADRAT/RAF SIMONS(クヴァドラ/ラフ・シモンズ)」を特集。2014年にロンドンでファーストコレクションが発表されてから4シーズン目、現代アートやモダンデザインのインスピレーションを受けながら、彼特有の色と素材の組み合わせによって、個性的なテキスタイルを続々と。クッションをひとつ、ファッションを楽しむようにラフ・シモンズのテキスタイルをインテリアに取り入れてみては。
《Argo》
シープスキンのような毛足の長いモヘアが印象的な「Argo(アルゴ)」。細く長い毛で織られたテキスタイルは、絹糸のように柔らかく光沢のある深い毛並みで、美しく巻き上げられたカールが特徴。自然光や照明など受ける光や見る角度によって、さまざまな表情を魅せるリュクスなクッション。クリーミーなアイボリーや、深いインク色を思わせるネイビーなど、個性的で美しい色合いは、クヴァドラ×ラフ・シモンズならでは。
《Pillar》
ノスタルジックなベルベットのクッション「Pillar(ピラー)」。ラフ・シモンズは、20世紀半ばのモダニズムデザインに着目し、官能的なエレガンスと現代的なカラーパレットの融合を試みた。また、上品に艶めくベルベットの深い毛並は、1960年代の家具デザイナーが多用した厚みのあるベルベットへの賞賛を示したもの。上質なモヘアベロアならではの柔らかな触り心地と、時代を超越した深い色味が魅力。
《Noise・Fuse》
「Noise(ノイズ)」は、ファッションで使用されるブークレ織りから着想し、力強い斜めのストライプに鮮明な色や中間色をミックスして織り上げたウール混紡のテキスタイル。「Fuse(フューズ)」は、織りによって縫い目のようなパターンを作り出すストライプが特徴で、しっかりとしたストライプではなく途切れのあるニュアンスを演出。複雑に色が重なり合い、微妙な中間色を生み出すテキスタイルは、高級メゾンのクラシカルなツイード生地を思わせる。
《Ria》
花を想わせるロマンティックなドットのテキスタイル「Ria(リア)」は、19世紀後半に活躍したジョルジュ・スーラやヴィンセント・ヴァン・ゴッホはじめとする、印象派の画家たちが考案した点描画からインスピレーションを得て誕生したコレクション。それぞれのベースカラーに2色の糸を織り込むことにより、テキスタイルに光と深みが生まれ、点描画のようなやわらかく、立体的なテクスチャーに。ダークなインテリアにも映えるロマンチックのクッションをひとつ、春のインテリアに取り入れてみては。
《Pilot・Pulsar》
「Pilot(パイロット)」は、きっちりとした毛糸とゆるい毛糸を組み合わせて表面に小さなループや円を残すように織り上げた表情豊かなテキスタイルで、フィン・ユールやハンス・J・ウェグナーなど、 ミッドセンチュリー期の家具デザイナーにインスピレーションを受けて製作されたもの。「Pulsar(パルサー)」は、ブークレ織り特有のループを活かしたテキスタイルで、やらわかな凹凸感と複雑に浮かび上がるストライプが印象的。モダンな空間には、色を統一しながら、さまざまな素材をミックスしたコーディネイトがオススメ。
クヴァドラのクオリティとラフ・シモンズの美意識が融合
KVADRAT/RAF SIMONS(クヴァドラ/ラフ・シモンズ)は、ベルギー出身のファッションデザイナーで、現代アートとモダンデザインの熱烈なコレクターであるラフ・シモンズが、クヴァドラ社のためにデザインしたテキスタイルコレクション。デンマークを代表するテキスタイルメーカー、クヴァドラ社のクオリティーに対するこだわりとラフ・シモンズの美意識が見事に融合した。
「ファッションテキスタイルの配色や織りの工程では、家具用テキスタイルで見られるような制限がないことに興味をかき立てられました。クヴァドラとのコラボレーションでは、ツイードやブークレで見られるような微細な配色やテクスチャーを家具に適したテキスタイルとして表現してきました。家具には密度の高い織りが必要なため、配色はさらに興味深いものとなり、時に絵画のようなインパクトをもたらしてくれます」と、ラフ・シモンズからプロジェクトへの想いが語られた。
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