アングルポイズのタスクランプイギリスで誕生した
スプリング式アームランプの元祖
チャーミングなルックスと手元を確実に照らしてくれるという構造の素晴らしさから、人気を博しているANGLEPOISE(アングルポイズ)は、スプリング式アームランプの元祖で、タスクランプのアイコン的存在。1931年に初代モデルが誕生、1950~ 60年代にかけて英国全土の工場、病院、図書館や家庭において急速にその存在を確立し、世界中のカルチャーにも大きな影響を与えてきた。誕生から80年を経た今でもタイムレスな美しさを見せるアングルポイズのタスクランプを特集。
《Original 1227™》
1934年、ジョージ・カワーダインによりデザインされたアングルポイズの初期モデル「Original 1227」が、2009年に誕生75周年を記念して復刻、「英国を代表する10のデザイン」としてロイヤルメールの記念切手にも選ばれた。当時のフォルムはそのままに、カラー、素材、サイズを新たに展開。「Original 1227 Brass」は、真鍮パーツとツイストコードをアクセントに、ノスタルジックな3色のカラー展開。グロッシーな黒、インダストリアルな雰囲気のグレー、深みのある水色など、真鍮に合う温かく洗練された色が魅力。専用パーツの変えればウォールランプとしても使える。「Original 1227」は、アイボリー、レッド、ブラック、置く場所を選ばないベーシックなモデル。クローム仕上げの「Original 1227 Chrome」はクラシカルなフォルムとモダンな素材が好バランス。「Original 1227」を3倍もの大きさにした「Giant 1227」は、もともと小説家のロアルド・ダールの博物館のために特注されたもの。空間に置いたときのスケール感がユニーク! 誕生から80年以上経っても色褪せないタイムレスな照明は、イギリス中で愛され続け、家庭だけでなく、オフィス、レストラン、カフェ、ホテルなど、さまざまなシーンで採用されている。
《Type75™》
イギリスを代表するプロダクトデザイナー、ケネス・グランジが2004年にデザインした「Type75」は、1970年代のに製造されていた「model 75」のクラシックなイメージを尊重しつつ、独自の感性でモダンに創り上げられたモデル。装飾を削ぎ落としたフォルム、選び抜かれた質感や色、丁寧な塗装仕上げなど、美しい細部への情熱から生まれた不朽の名作だ。イギリスでは映画やTV番組にもたびたび登場するなど、たちまちベストセラーとなった。また、マーガレット・ハウエルが幼いころから愛用していたことでも知られ、この秋新色も発表された。
スプリング式アームランプの元祖、アングルポイズの軌跡
1931年、ユークリッド幾何学に精通したエンジニア、ジョージ・カワーダインが、世界クラスの技術をもつスプリングメーカー、テリー社のスプリングを用いて、思い通りのポジションをキープできるの4本スプリング型のタスクランプ「model 1209」を開発。1935年、一般家庭に向けたよりシンプルでエレガントなスタイルをもつ3本スプリングタイプの「model 1227」を考案。のちにアメリカでも生産販売され世界的に有名になった。2003年、プロダクトデザイナー、ケネス・グランジがデザインディレクターに加わり、1970年代に製造されていたモデルをリデザインし、「Type75」を発表。2004年、小説家のロアルド・ダールの博物館のために特注された「Giant 1227」がオークションにかけられティム・バートンが落札、これをきっかけに定番商品に。2009年、アングルポイズ75周年の記念として「Original 1227」を復刻、ロイヤルメールの記念切手に、ミニ、ロンドンバス、コンコルドとともに英国を代表する10のデザインの中にひとつとして選ばれた。
information
アングルポイズ(リンインクープ)
東京都新宿区市谷仲之町2-10 合羽坂テラス3F
03-6323-8293
商品価格は、消費税別の本体価格です。