お花をサブスクで 農場から最短で花瓶へ。 生き生きと輝く花を楽しむ

お花をサブスクで農場から最短で花瓶へ。
生き生きと輝く花を楽しむ

必要な量の花を確実に届けるしくみ

花屋の店先に並んだ色とりどりの花から、好みのものを選んで買って帰る。でも残念ながらこの方法だと、花屋で命を終え、家庭の花瓶まで辿り着けずに廃棄になるものも多い。花の命は短いのだ……。

この難題に胸を痛めていたフラワーカンパニー『BOTANIC』の上甲友規さんは考えた。農場に咲く瑞々しい花を、必要な分、最小経路で届ける方法は何かないのかと。繊細な花にとって、花市場などを経由する複雑な輸送経路も大きな試練なのだ。

そして名案を思いつく。必要な分の花を、生産者から消費者まで最短で届けることができるしくみ『LIFFT』だ。そして昨年11月には『LIFFT 定期便』という、花と、花に関する読み物がセットになったサービスをスタート。毎月、申し込みがあった分だけ信頼できる花卉農家に花をオーダーし、家に直接花が届くサブスクリプションだ。

『LIFFT 定期便』の素晴らしさは、実際に生産者の畑に足を運び、どんな思いで花を育てているのかを聞き、その気持ちをそのまま届くよう配慮している点にある。畑でキラキラと輝く花を、花瓶まで無事に届く工夫が凝らされている。

2020年11月に届けられたバラは静岡県のやぎバラ育種農園で丹精込めて作られたもの。国内でも数少ない育種を行っている生産者ならではの、ニュアンスカラーが美しいバラだ。

2020年11月に届けられたバラは静岡県のやぎバラ育種農園で丹精込めて作られたもの。国内でも数少ない育種を行っている生産者ならではの、ニュアンスカラーが美しいバラだ。

『LIFFT』のスタッフが直接農園を訪れ、どのような思いで花を育てているかを生産者に聞く。現在まで、国内外の100近くの農園を訪問している。

『LIFFT』のスタッフが直接農園を訪れ、どのような思いで花を育てているかを生産者に聞く。現在まで、国内外の100近くの農園を訪問している。

“Farm to Vase”、農園から花瓶まで。『LIFFT 定期便』は、信頼できる花を、最短時間で花瓶まで届ける。

“Farm to Vase”、農園から花瓶まで。『LIFFT 定期便』は、信頼できる花を、最短時間で花瓶まで届ける。

花とゆっくり向き合う時間を作る

畑から届いた花を花瓶にさした時、どんな管理をすると、長く生き生きと美しい姿を見せてくれるかは、花の種類によって変わる。たとえばバラとチューリップでは、茎の切り方、花器に入れる水の量が違う。
花と一緒に届けられる「LIFFT journal」は、そういった花を長く楽しむためのポイントや、飾り方のアイディアを教えてくれる。どんな花器がいいか、落ちた花びらも楽しむ方法、花を置く場所、香りを楽しめる花などなど、様々なアイディアが掲載されている。そして生産者の思いや、花と一緒に楽しめるクリエイター書き下ろしの作品が掲載され、ゆっくりと花と向き合う時間を作ってくれる。
『LIFFT 定期便』1月号はチューリップ。50年以上の歴史を持つチューリップの花卉生産者センティアからのお届け。

『LIFFT 定期便』1月号はチューリップ。50年以上の歴史を持つチューリップの花卉生産者センティアからのお届け。

1月号のチューリップが届いた。同じ球根植物のヒヤシンスの他に、アネモネやユーカリなども同梱され、このままセンス良く飾ることができる。

1月号のチューリップが届いた。同じ球根植物のヒヤシンスの他に、アネモネやユーカリなども同梱され、このままセンス良く飾ることができる。

花の名前がわかるリストと、月ごとに変わる「LIFFT journal」が届く。また、インスタグラムのストーリーでは、生産者とトークセッションを行ったり、花の紹介や飾り方のコツなどを紹介している。

花の名前がわかるリストと、月ごとに変わる「LIFFT journal」が届く。また、インスタグラムのストーリーでは、生産者とトークセッションを行ったり、花の紹介や飾り方のコツなどを紹介している。

富山県で高品質で多種多様なチューリップの切り花を生産するセンティア。繊細で優しい表情のチューリップを丸いガラスの花瓶で飾る。

富山県で高品質で多種多様なチューリップの切り花を生産するセンティア。繊細で優しい表情のチューリップを丸いガラスの花瓶で飾る。

『LIFFT 定期便』は季節の花が届く。2021年2月号は、ラナンキュラスを中心とした花材となる。3月号はアルストロメリアを予定。3300円/月(税込)。

『LIFFT 定期便』は季節の花が届く。2021年2月号は、ラナンキュラスを中心とした花材となる。3月号はアルストロメリアを予定。3300円/月(税込)。

毎月身につく花の知識

『LIFFT 定期便』は、年に12回、季節の花が届く。現在まで、バラ、スイートピー、チューリップが届けられた。これから、ラナンキュラス、アルストロメリアと続く予定だ。
毎月、花の生い立ちや管理の方法、そして一緒に届けられる草花の名前を覚え、花に合った飾り方を工夫するうちに、花の知識が増えていくのもうれしい。
『LIFFT 定期便』の花は、メインの花とともに、そのまま素敵に飾れる数種類の草花が添えられている。

『LIFFT 定期便』の花は、メインの花とともに、そのまま素敵に飾れる数種類の草花が添えられている。

届いたお花は、茎の先端にゼリー状の保水剤がついている。それをきれいに流してから、切れ味のよいハサミで茎の先端をカットする。バラの茎は鋭角にカットし、水を吸い上げる面積を大きくとる。

届いたお花は、茎の先端にゼリー状の保水剤がついている。それをきれいに流してから、切れ味のよいハサミで茎の先端をカットする。バラの茎は鋭角にカットし、水を吸い上げる面積を大きくとる。

届いたお花をひとまとめにして飾ることができるように、メインの花とともに数種類の草花が一緒に届く。

届いたお花をひとまとめにして飾ることができるように、メインの花とともに数種類の草花が一緒に届く。

茎を切り戻ししながら、小さな花瓶に分けて飾ってもいい。

茎を切り戻ししながら、小さな花瓶に分けて飾ってもいい。

お花の飾り方のアイディアも教えてくれる。花瓶に升目状にテープを貼り……。

お花の飾り方のアイディアも教えてくれる。花瓶に升目状にテープを貼り……。

テープの中央の升目にお花をいけると、キュッとまとまってかわいく飾ることができる。

テープの中央の升目にお花をいけると、キュッとまとまってかわいく飾ることができる。

『LIFFT 定期便』のリアル店舗『LIFFT Concept Shop』は、仕入れから3日以内の新鮮な花のみを扱う。花いけを体験できるスペースや、自宅とオンライン(Zoom)で繋いでフローリストが花選びなどの相談に乗ってくれるサービス「Your Florist」も。

『LIFFT 定期便』のリアル店舗『LIFFT Concept Shop』は、仕入れから3日以内の新鮮な花のみを扱う。花いけを体験できるスペースや、自宅とオンライン(Zoom)で繋いでフローリストが花選びなどの相談に乗ってくれるサービス「Your Florist」も。

『Blue Bottle Coffee 中目黒カフェ』のビルの2階が『LIFFT Concept Shop』。3階には『ex.flower shop & laboratory(イクス フラワーショプ&ラボラトリー)』がある。

『Blue Bottle Coffee 中目黒カフェ』のビルの2階が『LIFFT Concept Shop』。3階には『ex.flower shop & laboratory(イクス フラワーショプ&ラボラトリー)』がある。

『LIFFT』を運営する「BOTANIC」のCEO、上甲友規さん。中目黒、代々木上原、蔵前と3店舗のフラワーショップ『ex.flower shop &laboratory』をオープン。2016年に季節の花と学べる新聞の定期便サービス『霽れと褻(ハレとケ)』、そして『LIFFT』を2019年4月に立ち上げ、ギフト用のブーケに加え、2020年10月から『LIFFT定期便』のサービスを開始。

『LIFFT』を運営する「BOTANIC」のCEO、上甲友規さん。中目黒、代々木上原、蔵前と3店舗のフラワーショップ『ex.flower shop &laboratory』をオープン。2016年に季節の花と学べる新聞の定期便サービス『霽れと褻(ハレとケ)』、そして『LIFFT』を2019年4月に立ち上げ、ギフト用のブーケに加え、2020年10月から『LIFFT定期便』のサービスを開始。

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