壁のデコレーション簡単な3つのルールを知って
壁をもっとお洒落に
ラインを引く、奇数枚、額に入れる。
マンションの白い壁をお洒落に飾ってみたい……。そう思ってポスターや写真を貼ってはみたものの、いまひとつ野暮ったく見えてしまう。
そんなお悩みを簡単に解決できる方法を、インテリアコーディネーターの西村みちるさんに教えていただいた。
「壁を素敵に飾るために抑えておきたいルールは3つあります。
このポイントを外さないようにすれば素敵な壁になるはずです」
1・壁に飾る目安となるラインを描いてから飾る。
「壁に十字のラインを描いてそのラインを基準に並べてみると、良いバランスで飾れます。ラインはマスキングテープを使うのがオススメです。
額のサイズに切った新聞紙を使って、場所を決めてから飾るのもいい方法です」
2・奇数枚を飾る。
「枚数は奇数にします。3個、5個などの奇数個を飾るとアシンメトリーになってリズム感が出ます。
偶数個だと、左右対称になって、なんとなくかしこまって見えてしまいます」
3・額に入れる。
「どんな絵でもポスターでも写真でも、子どもが描いた絵でも、額に入れたらサマになります。100均の額でもいいので、とにかく入れてみましょう」
同じ種類のものをたくさん飾る
壁のデコレーション・アイデアをもうひとつ。
「同じ種類のもの集めて、たくさん飾る方法です。
メキシコのいろいろなホテルでこの方法で壁を飾っていました。そのアイディアをいただき、東京の家で真似しています(笑)」
上の写真の中のレスラーのお面の版画も同じ種類のものを複数枚飾っている。
「廊下や洗面所、トイレなど、一日何度も行き来する場所にもアートを飾って楽しんでください」
壁を色で遊ぶ
シックなカラーが好きな一方で、メキシコで暮らした経験もあって、とびきり元気な色も外せないという西村さん。
「壁の色を変えるのはお部屋の雰囲気を変える手っ取り早いイメチェン術。我が家も壁の色をすぐに変えられるように、日本に帰ってきたときにクロスから塗り壁にしてもらいました。
壁の色を変えなくても、キャンバスにお気に入りの色を塗って飾り、色を楽しむ方法もあります。
キャンバスでなくてもベニアに色を塗るのもいいですね」
子ども部屋で色を楽しむのもよい方法。
「メキシコに住んでいたせいか息子はレインボーカラーが好きなので、子ども部屋はカラフルなものが多いです」
子ども部屋の壁に飾っているのはアメリカ人イラストレーターが描いた世界地図のラグ。
「版画を入れた額は自分でペイントしました」
ないものは自分で作ってしまうのが西村流。
「好きな色の額に出会えることは稀です。自分で塗ったほうが早いんです(笑)」