壁をもっとお洒落に 簡単な3つのルールを守って 壁をもっとお洒落に

壁のデコレーション簡単な3つのルールを知って
壁をもっとお洒落に

ラインを引く、奇数枚、額に入れる。

マンションの白い壁をお洒落に飾ってみたい……。そう思ってポスターや写真を貼ってはみたものの、いまひとつ野暮ったく見えてしまう。
そんなお悩みを簡単に解決できる方法を、インテリアコーディネーターの西村みちるさんに教えていただいた。

「壁を素敵に飾るために抑えておきたいルールは3つあります。
このポイントを外さないようにすれば素敵な壁になるはずです」

1・壁に飾る目安となるラインを描いてから飾る。
「壁に十字のラインを描いてそのラインを基準に並べてみると、良いバランスで飾れます。ラインはマスキングテープを使うのがオススメです。
額のサイズに切った新聞紙を使って、場所を決めてから飾るのもいい方法です」

2・奇数枚を飾る。
「枚数は奇数にします。3個、5個などの奇数個を飾るとアシンメトリーになってリズム感が出ます。
偶数個だと、左右対称になって、なんとなくかしこまって見えてしまいます」

3・額に入れる。
「どんな絵でもポスターでも写真でも、子どもが描いた絵でも、額に入れたらサマになります。100均の額でもいいので、とにかく入れてみましょう」

奇数枚を飾る。縦型の額や横長の油絵もバランス良く。「額の色や素材を統一する必要はないです。自由に飾ってください」

奇数枚を飾る。縦型の額や横長の油絵もバランス良く。「額の色や素材を統一する必要はないです。自由に飾ってください」

マスキングテープで壁に縦横十字のガイドラインを貼ってからフレームを飾る。

マスキングテープで壁に縦横十字のガイドラインを貼ってからフレームを飾る。

右の大きなフレームの中央にマスキングテープの横のラインが来るように貼る。「全部縦の額より、ひとつ横向きのものを加えるとバランスがとりやすいです」

右の大きなフレームの中央にマスキングテープの横のラインが来るように貼る。「全部縦の額より、ひとつ横向きのものを加えるとバランスがとりやすいです」

「私はお気に入りの画集や写真集を切って額に入れちゃいます。本棚にしまい込んでおくより楽しめます」。今回はエリザベス・ペイトンの画集から1枚。「しばらく楽しんだらまたもとのページに戻しておきます」

「私はお気に入りの画集や写真集を切って額に入れちゃいます。本棚にしまい込んでおくより楽しめます」。今回はエリザベス・ペイトンの画集から1枚。「しばらく楽しんだらまたもとのページに戻しておきます」

インテリアコーディネーターの西村みちるさん。西村さんには以前、当サイト内でマクラメのデコレーションを伝授いただいた。

インテリアコーディネーターの西村みちるさん。西村さんには以前、当サイト内でマクラメのデコレーションを伝授いただいた。

廊下の壁にアートを飾る。「左上は子どもが描いた絵です。額に入れると様になります。ここもマスキングテープでガイドラインを引いてから飾りました。メキシコで買ったキッチュなレスラーのお面の版画を中心に、大きめの額を対角線上に置いてリズムカルに飾っています」

廊下の壁にアートを飾る。「左上は子どもが描いた絵です。額に入れると様になります。ここもマスキングテープでガイドラインを引いてから飾りました。メキシコで買ったキッチュなレスラーのお面の版画を中心に、大きめの額を対角線上に置いてリズムカルに飾っています」

同じ種類のものをたくさん飾る

壁のデコレーション・アイデアをもうひとつ。
「同じ種類のもの集めて、たくさん飾る方法です。
メキシコのいろいろなホテルでこの方法で壁を飾っていました。そのアイディアをいただき、東京の家で真似しています(笑)」

上の写真の中のレスラーのお面の版画も同じ種類のものを複数枚飾っている。
「廊下や洗面所、トイレなど、一日何度も行き来する場所にもアートを飾って楽しんでください」

「メキシコのホテルで見たデコレーションにインスピレーションを受け、同じ種類のオブジェをまとめてトイレの壁に飾りました」

「メキシコのホテルで見たデコレーションにインスピレーションを受け、同じ種類のオブジェをまとめてトイレの壁に飾りました」

メキシコで滞在したホテルの壁。額も使い、左右シンメトリーに飾っている。

メキシコで滞在したホテルの壁。額も使い、左右シンメトリーに飾っている。

メキシコ内の別のホテル。お面をランダムに並べている。

メキシコ内の別のホテル。お面をランダムに並べている。

壁を色で遊ぶ

シックなカラーが好きな一方で、メキシコで暮らした経験もあって、とびきり元気な色も外せないという西村さん。
「壁の色を変えるのはお部屋の雰囲気を変える手っ取り早いイメチェン術。我が家も壁の色をすぐに変えられるように、日本に帰ってきたときにクロスから塗り壁にしてもらいました。
壁の色を変えなくても、キャンバスにお気に入りの色を塗って飾り、色を楽しむ方法もあります。
キャンバスでなくてもベニアに色を塗るのもいいですね」

子ども部屋で色を楽しむのもよい方法。
「メキシコに住んでいたせいか息子はレインボーカラーが好きなので、子ども部屋はカラフルなものが多いです」
子ども部屋の壁に飾っているのはアメリカ人イラストレーターが描いた世界地図のラグ。

「版画を入れた額は自分でペイントしました」
ないものは自分で作ってしまうのが西村流。
「好きな色の額に出会えることは稀です。自分で塗ったほうが早いんです(笑)」

2枚の絵は、なんと西村さんが描いたもの。「適当に刷毛をすべらしたり、絵の具を垂らしたり。楽しんで描いてみました」。間接照明は壁にニュアンスを加える小道具になる。「ウォールランプはフランスのヴィンテージ。ジャーナル・スタンダードのシェードを合わせました」

2枚の絵は、なんと西村さんが描いたもの。「適当に刷毛をすべらしたり、絵の具を垂らしたり。楽しんで描いてみました」。間接照明は壁にニュアンスを加える小道具になる。「ウォールランプはフランスのヴィンテージ。ジャーナル・スタンダードのシェードを合わせました」

子ども部屋の壁に飾っているのはMerrilee Liddiardというイラストレーターが描いた世界地図のラグ。「世界観が素敵な大好きなイラストレーターです」

子ども部屋の壁に飾っているのはMerrilee Liddiardというイラストレーターが描いた世界地図のラグ。「世界観が素敵な大好きなイラストレーターですす」

メキシコで買った版画でブルー&グリーンなコーディネート。「額は自分で塗りました。安い額でもペイントすると見栄えがよくなります」

メキシコで買った版画でブルー&グリーンなコーディネート。「額は自分で塗りました。安い額でもペイントすると見栄えがよくなります」

カラフルなアカプルコチェアはぬいぐるみたちの専用席に。

カラフルなアカプルコチェアはぬいぐるみたちの専用席に。

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