センスの良いテーブルにするコツ 色と上質なリネンで作る 初夏のテーブルコーディネート

センスの良いテーブル色と上質なリネンで作る
初夏のテーブルコーディネート

テーブルセッティングの基本

色や素材の質にこだわったヨーロッパのリネンを扱う『selected by A』主宰の白塚愛子さん。白塚さんが作る上品でスタイリッシュなテーブルコーディネイトが人気を集め、定期的にレッスンを開催している。
今回、初夏のテーブルコーディネートを作っていただきながら、白塚さんが大切にしていることを教えていただいた。
 

白塚さんのコーディネートが洗練されている理由のひとつが、アイテムを最小限に絞っているから。
「丁寧に作り込むことで、少ないアイテムを素敵に見せることができます。
カトラリーをきちんと揃えて置くのもポイントのひとつです」

白塚さんがテーブルセッティングを学んだのは学生時代。
「アメリカの大学に通っていたのですが、休暇で日本に戻る度にホテルの結婚式や大人数の会食テーブルを作るアルバイトをしていました。そこで基本のテーブルセッティングを身につけることができました」

テーブルセッティングで必ず守らなければならないルールは、ナイフの刃を他人に向けないこと。必ず内側に向けて置く。フォークにナイフを重ねてるセッティングでも、ナイフの刃は下に向ける。食事中でも、ナイフの刃に向きには気をつけたい。

基本のカトラリーの並べ方。右からスプーン、ナイフ、お皿をはさんでフォーク。上にデザートスプーン。グラスは乾杯で使うものを手前に。

基本のカトラリーの並べ方。右からスプーン、ナイフ、お皿をはさんでフォーク。上にデザートスプーン。グラスは乾杯で使うものを手前に。

バリエーションとして、右側にスプーン、ナイフ、フォークをまとめて並べるスタイル。

バリエーションとして、右側にスプーン、ナイフ、フォークをまとめて並べるスタイル。

さらにカジュアルに、フォークにナイフをクロスさせて置く方法も。“丸い”お皿、“四角い”テーブルナプキン、“三角”に置いたカトラリーで、シンプルかつ完成されたコーディネイトに。

さらにカジュアルに、フォークにナイフをクロスさせて置く方法も。“丸い”お皿、“四角い”テーブルナプキン、“三角”に置いたカトラリーで、シンプルかつ完成されたコーディネイトに。

カトラリーの柄の下をまっすぐに揃えるのが美しいテーブルを作るコツ。「ホテルなどでは板を使って直線に並ぶように整えます。長テーブルに大人数のセッティングをする際は、糸を張ってすべてのカトラリーを揃えます」

カトラリーの柄の下をまっすぐに揃えるのが美しいテーブルを作るコツ。「ホテルなどでは板を使って直線に並ぶように整えます。長テーブルに大人数のセッティングをする際は、糸を張ってすべてのカトラリーを揃えます」

センス良く仕上げるコツとルール

白塚さん流のテーブルコーディネートのコツを教えていただいた。
 

【①色:こっくりとした色と、くすんだ色を組み合わせる】
植物や土、砂といった自然に近い色を使う。そこにこっくりとした温かみのある色を加える。

【②素材:上質なリネンを使う】
使い込むほどに味わいの増す亜麻のリネンを使う。
化学繊維は新しくなければきれいに見えないが、ヨーロッパの上質なリネンならテーブルに本物感が加わる。

【③形:丸・三角・四角の要素を入れる】
丸・三角・四角の3つの形をテーブルコーディネートに盛り込む。
たとえば、丸い皿、四角のメニュー書きを使ったら、テーブルナプキンは結んで三角の部分を作る。
また、丸い皿、テーブルナプキンを四角に折った場合は、植物などの小物を斜めに置いて三角の要素を演出する。
“三角”を加えることを意識したい。

【④高さ:25cm以上の高さのあるアイテムを加える】
テーブルに立体感を持たせるため、キャンドルや高さのある花など、背の高いアイテムを加える。

①色:こっくりとした辛子色のテーブルナプキンと、天然素材のストローを編んだくすんだ色のマットを使用。 ②素材:ナプキン、テーブルクロス、テーブルランナーともに上質な素材を選ぶ。③形:丸い皿、四角のメニュー書き、ナプキンを結んで尖った部分で三角を作る。

①色:こっくりとした辛子色のテーブルナプキンと、天然素材のストローを編んだくすんだ色のマットを使用。 ②素材:ナプキン、テーブルクロス、テーブルランナーともに上質な素材を選ぶ。 ③形:丸い皿、四角のメニュー書き、ナプキンを結んで尖った部分で三角を作る。

柄の入ったテーブルナプキンを加えて表情の変化を楽しむ。コットンペーパーのメニュー書きを添えて。

柄の入ったテーブルナプキンを加えて表情の変化を楽しむ。コットンペーパーのメニュー書きを添えて。

まず、白のリネンのテーブルクロスに、素材感のあるグリーンのテーブルランナーを敷き、4人分のお皿とカトラリーをセット。

まず、白のリネンのテーブルクロスに、素材感のあるグリーンのテーブルランナーを敷き、4人分のお皿とカトラリーをセット。

④高さ:“25cm以上の高さのあるもの”としてキャンドルをセット。

④高さ:“25cm以上の高さのあるもの”としてキャンドルをセット。

『selected by A』主催の白塚愛子さん。「ドイツの友人の結婚式に呼ばれた際に体験した、リネンを代々受け継ぐ文化をぜひ日本にも紹介したいと思い、ヨーロッパの上質なリネンを扱う店をスタートさせました」

『selected by A』主催の白塚愛子さん。「ドイツの友人の結婚式に呼ばれた際に体験した、リネンを代々受け継ぐ文化をぜひ日本にも紹介したいと思い、ヨーロッパの上質なリネンを扱う店をスタートさせました」

植物や岩や土といった、自然に近いカラーを使う。「洗うとクタッとしたこなれ感の出る上質なリネンを選びましょう」

植物や岩や土といった、自然に近いカラーを使う。「洗うとクタッとしたこなれ感の出る上質なリネンを選びましょう」

テーブルフラワーの代わりに
ブルーベリーの小枝を

テーブルランナーのグリーンと、テーブルナプキンのブルーの2つの色を、ブルーベリーの小枝がつなぐ爽やかな初夏のテーブルコーディネートに。
「テーブルコーディネートは、料理をいただくためのもの。料理を引き立てるお花はあってもよいけれど、主役がかすんでしまうような豪華なテーブルフラワーはなくてよいものだと思っています」
コットンペーパーの席札。「大好きなカリグラフィー作家さんに書いていただきました」

コットンペーパーの席札。「大好きなカリグラフィー作家さんに書いていただきました」

メソッド④の25cm以上の高さのあるキャンドルを置き、リネンのバゲット袋で柔らかな表情を加えた。

メソッド④の25cm以上の高さのあるキャンドルを置き、リネンのバゲット袋で柔らかな表情を加えた。

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