立体のデコレーション高さや色を意識して
オブジェをスタイリッシュに飾る
高さの違うものを並べる。
チェストやサイドボード、棚の上をセンス良く飾りたい──、けれど何も考えずに置くとごちゃごちゃとまとまりなく見えたり、ぽつりぽつりと置くとなんだか寂しく感じたり……。
前回、壁の飾り方を教えていただいたインテリアコーディネーターの西村みちるさんに、立体物を素敵に飾る方法を伝授いただいた。
「まずは、高さの異なるものを組み合わせて飾ってみてください。空間にリズムが生まれ、こなれた雰囲気になります。
ものを買うとき、高さを意識して買うと飾る時に困りません。ついつい同じような大きさの小ぶりな小物を買いがちという方は、次は思い切って大きめの花瓶やオブジェ、照明などを手に入れてはいかがでしょうか。
高さや動きの出る観葉植物を加えるのも良い方法です」
色のトーンを整理する
難易度の高い“見せる収納”。無造作に収納しているように見えても、お洒落な家の見せる収納にはある法則があるそう。
「色のトーンを決めることがポイントです。
だいたい3色くらいに抑えるとまとまりよく見えます」
うちの棚はどうもすっきりしないと感じたら、まずは色を整理してみよう。
「買い物する時にも色味を決めておけば、やみくもに買わなくなるのでオススメです」
西村さんのリビングはアンティークなカラーで色をまとめている。
「カラフルな色は子ども部屋で思いっきり楽しんでいます」
花をまとまりよく飾るワンポイント
空間に高さや色味、動きを加える緑や花は重要な名脇役。
カッコよく飾りたいけれど、なぜかしっくりこない……。
その原因のひとつに、花器と花の分量が合っていないことがあるかも。
少量の花を広口の花瓶に活けたとき、どうしてもパラパラして収まりが悪い時は、セロハンテープを使うとまとまりよく飾れる。
「花瓶の口にテープを格子状に貼り、そこに花を差していくことで花が倒れなくなり、キュッと詰まったアレンジになります」