『リノベる。』が提案 リノベーションの原点 ものづくりの楽しみを味わう

『リノベる。』が提案リノベーションの原点
ものづくりの楽しみを味わう

人気デザイナーとコラボ制作

高まるキャンプ熱を受けて、キャンパーのためのリノベーションも提案しているワンストップサービス『リノベる。』。キャンプ愛好者にもそうでない人にも、今、リノベーションするなら考えておきたいアイデアが満載だ。その『リノベる。』が、大人気アウトドア・ブランド『Shim.Craft』のデザイナー・しもぞーさんとコラボレーションし、1日限定のキャンプギア制作ワークショップを開催。活用度の高いシェルフコンテナスタンドを制作した。しもぞーさんは、
「私自身も、ほぼ自分で作ったものでキャンプを行っていますが、キャンプの喜びは作る喜びと近いものがあると思います。何かしら自分で作って愛着を感じることで、過ごす時間が豊かになり、家族と密な時間が取れて、コミュニケーションも変わってきます」と語る。
リノベーションも試行錯誤しながら、一から手づくりするもの。「ものづくりの原点に立ち返り、その楽しさを伝えたい」という『リノベる。』の思いが生んだワークショップをご紹介。そして、キャンプ好き家主さんが『リノベる。』とともに完成させた、キャンパーが暮らす実例も公開する。

今回は、上にコンテナを載せたりするなど、汎用性の高いスタンドを制作。作り方の流れや注意点について解説するしもぞーさん。ShopBotで切り出した、フローリング用ナラ材の余り材を使って制作していく。

今回は、上にコンテナを載せたりするなど、汎用性の高いスタンドを制作。作り方の流れや注意点について解説するしもぞーさん。ShopBotで切り出した、フローリング用ナラ材の余り材を使って制作していく。

素材は木材3個、紐2本、蝶番2個、ひし型金具2個。

素材は木材3個、紐2本、蝶番2個、ひし型金具2個。

しもぞーさんとリノベる。のお話に、熱心に耳を傾ける参加者の方々。

しもぞーさんとリノベる。のお話に、熱心に耳を傾ける参加者の方々。

最初にヤスリをかけて表面のざらつきを滑らかにする。小さい木片に紙ヤスリをセットし、木目に沿ってやする。

最初にヤスリをかけて表面のざらつきを滑らかにする。小さい木片に紙ヤスリをセットし、木目に沿ってやする。

カットした小口や角が特にザラザラなので念入りにやする。触ってみてある程度ツルツルになるところまで行う。

カットした小口や角が特にザラザラなので念入りにやする。触ってみてある程度ツルツルになるところまで行う。

電動やすりを使って、さらに滑らかにしていく。

電動やすりを使って、さらに滑らかにしていく。

蜜蝋ワックスをスポンジに取り、艶が出て色が濃くなるまで、木目に沿って擦り込むように塗る。

蜜蝋ワックスをスポンジに取り、艶が出て色が濃くなるまで、木目に沿って擦り込むように塗る。

蝶番をネジ留めするための穴を2カ所にあける。まず鉛筆で穴の印をつける。

蝶番をネジ留めするための穴を2カ所にあける。まず鉛筆で穴の印をつける。

印をつけたところに、目打ちで下穴を軽く開けた後、キリで開けていく。

印をつけたところに、目打ちで下穴を軽く開けた後、キリで開けていく。

倒れないように真上から垂直にドライバーを当てて、ネジを留める。

倒れないように真上から垂直にドライバーを当てて、ネジを留める。

ネジの頭が削れないよう、手回しのロングドライバーでしっかり締める。

ネジの頭が削れないよう、手回しのロングドライバーでしっかり締める。

初めに紐の先をしばり、紐を穴と金属に順に通して、もう片方の先を縛る。

初めに紐の先をしばり、紐を穴と金属に順に通して、もう片方の先を縛る。

出来上がり。コンパクトに畳んで持ち運べるのが便利。

出来上がり。コンパクトに畳んで持ち運べるのが便利。

スタンドはコンテナの既成のサイズに合わせているので使いやすく、上に何を載せてもOK。

スタンドはコンテナの既成のサイズに合わせているので使いやすく、上に何を載せてもOK。

「Shim.Craft」デザイナーのしもぞーさん。木の魅力を引き出した緻密なデザインのキャンプギアは、入手困難なほど人気。

「Shim.Craft」デザイナーのしもぞーさん。木の魅力を引き出した緻密なデザインのキャンプギアは、入手困難なほど人気。

実例1 アウトドアとの共存を考えて

15㎡の広い専用庭と専用駐車場のあるマンションの1階の部屋を、アウトドアを楽しむための空間にリノベーション。玄関に収納を兼ねた広い土間とロフトを設置した。専用駐車場につながっているため、キャンプ前後のギアの運搬がスムーズに行えるのが、キャンパーに嬉しいところ。ロフト下にはアウトドア用品を収納し、上のスペースはギアを愛でたり、ゲームや映画鑑賞をしたりできるスペースに。専用庭ではグリーンを育て、都会にいながらアウトドアを満喫。テントを張り、家族や友人たちと、バーベキューなどを楽しんでいる。

玄関土間と駐車場をつなげることで、荷物の出し入れの問題を解消。さらにロフトを設け、収納力を高めた。

玄関土間と駐車場をつなげることで、荷物の出し入れの問題を解消。さらにロフトを設け、収納力を高めた。

玄関土間からLDKに入る入り口。木を多用することで、アウトドアが感じられる住まいに。

玄関土間からLDKに入る入り口。木を多用することで、アウトドアが感じられる住まいに。

ロフト下はギアを中心とした収納スペース。

ロフト下はギアを中心とした収納スペース。

秘密基地のように、趣味を楽しむことも。

秘密基地のように、趣味を楽しむことも。

ロフト上はゆっくり寛げるスペースに。ロールスクリーンを取り付ければ、寝室にも。

ロフト上はゆっくり寛げるスペースに。ロールスクリーンを取り付ければ、寝室にも。

有孔ボードを取り付けて、グッズをかけて収納。

有孔ボードを取り付けて、グッズをかけて収納。

ラフなシューズクローゼットが、ロフトのある玄関土間に似合う。アウトドア用ランタンを吊るして収納。

ラフなシューズクローゼットが、ロフトのある玄関土間に似合う。アウトドア用ランタンを吊るして収納。

リビングとシームレスにつながるようにテラスを設置。アウトドアが日常生活の一部に。

リビングとシームレスにつながるようにテラスを設置。アウトドアが日常生活の一部に。

実例2 インドアで楽しむアウトドア

登山やキャンプが好きなファミリーの事例。玄関横に設けたストレージ兼ワークスペースは、“はなれの小屋”をイメージした、アウトドアを象徴するスペース。ギアを収納するストレージの棚板と床材に足場板を用いることで、臨場感を出している。ワークスペースではDIYをしたり、靴磨きをしたり、日常と離れて籠れる場所となっている。また、廊下としても機能しているスペースには、造作の棚を設置。プレーヤーに、200枚以上あるレコードコレクションを収めつつ、いつでも楽しめる趣味スペースとしている。

“はなれの小屋”をイメージしたストレージ兼ワークスペース。収納であるとともに、家の象徴となっている。

“はなれの小屋”をイメージしたストレージ兼ワークスペース。収納であるとともに、家の象徴となっている。

壁面を使って空間を有効活用。

壁面を使って空間を有効活用。

棚板と床材に足場板を使用。汚れもそのまま残し、味として楽しんでいる。

棚板と床材に足場板を使用。汚れもそのまま残し、味として楽しんでいる。

“はなれの小屋”からLDKヘ。

“はなれの小屋”からLDKヘ。

廊下がレコードの並ぶ趣味空間に。

廊下がレコードの並ぶ趣味空間に。

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