
お洒落でシックなハロウィンデコ色数を抑えて楽しむ
大人ハロウィン
コウモリが飛び立つ壁のデコレーション
インテリアコーディネーターの西村みちるさんに、大人っぽいハロウィンのデコレーションを教えていただいた。よくあるオレンジ色のカボチャのランタンを使ったお祭り騒ぎなノイジーなデコも楽しいけれど、今年は大人っぽい飾りつけで、インテリアに馴染む非日常を楽しんでみたい。
「シックなデコレーションにするには、色数を抑えること、市販のハロウィンアイテムはポイント的に使うようにするとうまくいくと思います」
まず教えていただいたのが、真っ黒なコウモリが飛ぶリビング。
二つ折りにした画用紙をコウモリ型にカットし、胴体を谷折り、羽を山折りすればコウモリのできあがり。マスキングテープを使い、大小のコウモリをバランスよく壁に飛ばす。
キャビネットに、大人可愛いシックな色目のアイテムを飾って完成。

山折り+谷折りして立体的に作った黒いコウモリ。一斉に洞窟から飛び立つイメージで壁にマスキングテープで貼る。

二つ折りにした黒い画用紙に、コウモリ型の型紙を当ててカット。胴体を谷折り、羽を山折りにする。コウモリの大きさは何種類かあると、壁に貼った時に立体感が出る。

カボチャは派手なオレンジではなく、渋めのカラーのものをチョイス。猫の仮面と一緒に飾る。
布を割いて作る蜘蛛の巣
壁に飾ったアートフレームに蜘蛛の巣をかけて、ハロウィンらしいデコレーションを作る。
「綿を引き伸ばして作るリアルな蜘蛛の巣もいいのですが、白い布を手で割いて蜘蛛の巣に見立てると、大人っぽくきれいめな印象に仕上がります」。
今回は古いシーツを使ったが、ガーゼを使っても。
蜘蛛のオモチャを控えめに止まらせて、できあがり。

アートフレームに、シーツを割いて作った蜘蛛の巣をかける。メキシコで購入したモノトーンの張り子の骸骨をソファに座らせて。

シーツに市販の蜘蛛のオモチャを留まらせる。

フレームにかけて、マスキングテープでとめる。

インテリアコーディネーターの西村みちるさん。日本の大学卒業後、イギリスのLondon Collage of Fashionにてファッションメディアを学ぶ。日本のファッション誌の編集者を経てメキシコに移住。約3年滞在し2020年に帰国。
キャンドルが浮遊する窓辺を作る
ふわふわとキャンドルが空中に踊る不思議空間。
このキャンドルの作り方を教えていただいた。
トイレットペーパーの芯か画用紙を丸めたものの上に、100均などで手に入るキャンドル型のLEDライトを載せるだけ。
ロウソクらしく見せるため、グルーガンでロウがしたたるカタチを作り、アクリル絵の具で全体を塗って、グルーをなじませる。
「今回はハロウィンなので、ダークな印象のグレーのアクリル絵の具を使いましたが、他の季節のデコレーション──たとえばクリスマスなどには、白の絵の具を使うと良いと思います」

テグスで吊るしたキャンドルが空中に浮かぶ。

キャンドルをテグスで吊る。テグスの代わりに、白い糸を使って吊るしても。

用意するもの:トイレットペーパーの芯。グルーガンとグルースティック。LEDキャンドル。アクリル絵の具と筆。テグスと針。

トイレットペーパーの芯(画用紙を丸めたものでもOK)に、グルーガンを使って溶けたロウのようにグルーをつける。

ハロウィンらしい、グレーのアクリル絵の具で全体を塗る。

針で4個所穴を開け、テグスを通す。

テグスを芯の中で十字に交わるように通す。十字のテグスがLEDライトを置く台になる。

テグスの上にLEDライトを載せたらできあがり。
蜘蛛の巣が張ったフレーム
ハロウィンらしさを感じるアイテムをもう一品。
ロープか毛糸を使って、フレームに蜘蛛の巣をかける。
ロープはマスキングテープでとめるだけなので、ささっと簡単にハロウィンアイテムを作ることができる。

蜘蛛の巣が張ったアートフレームを加え、ハロウィンのデコレーションらしさをアップ。

フレームにロープを渡して蜘蛛の巣をかける。
