ToKoSie ー トコシエ

DIYで模様替えPart1養生から基本の塗り方まで
ウォールペイントをマスター

クロスの上から手軽にペイント

壁の色は白に限らない。好きなカラーをペイントして部屋をアレンジすることは、欧米では主流。アメリカで1883年に創業した「ベンジャミンムーア」は、130年以上も前から、ウォールペイントの楽しみを提案しているブランド。約3600色もの豊富なカラーから好きな色をチョイスして、ビニールクロスなど既存のクロスの上から、自分で自由にウォールペイントすることが可能だ。一度塗っても、またその上から何度でも重ねて塗ることができるので、季節に合わせて、イベントに合わせて、自由に部屋の模様替えを楽しむことができる。今回は、自分でできるウォールペイントの基本的な方法を、ベンジャミンムーア湘南ショールームでレクチャーしてもらった。

同系色でも微妙に違うカラーを何色も揃える。実際に塗料が吹き付けられた色を確認するカード(テイクホームカード)は、10枚まで持ち帰ることも可。揮発性有機化合物を一切含まないベンジャミンムーアペイントは、臭いがほとんどなく安全性が高いのが魅力。色ムラもできにくく、飛び散りが少ないのでキレイな仕上がりに。
同系色でも微妙に違うカラーを何色も揃える。実際に塗料が吹き付けられた色を確認するカード(テイクホームカード)は、10枚まで持ち帰ることも可。揮発性有機化合物を一切含まないベンジャミンムーアペイントは、臭いがほとんどなく安全性が高いのが魅力。色ムラができにくく、飛び散りも少ないのでキレイな仕上がりに。
ハイグレードな“Aura”シリーズ。艶消し、2〜3分艶、5分艶の3種類揃える。0.9ℓ¥4650(税抜)。
ハイグレードな“Aura”シリーズ。艶消し、2〜3分艶、5分艶の3種類揃える。0.9ℓ¥4650(税抜)。
より安全性を重視して開発された“NATURA”は、病院や幼稚園などでも使用されている。0.9ℓ¥4300(税抜)。
より安全性を重視して開発された“NATURA”は、病院や幼稚園などでも使用されている。0.9ℓ¥4300(税抜)。

美しい仕上がりには養生が要

壁をペイントする前に、大事なのはしっかりとまわりを養生しておくこと。
「養生次第で、仕上がりの美しさが変わってきます」というのは、湘南ショールームの金光裕也さん。養生の重要度は作業全体の7〜8割とも。ここで手を抜かず、着実に行うことが大切なのだそうだ。
DIYで天井まで塗り上げることも可能だが、今回は壁面を塗る方法をレクチャーしてもらう。まずは道具を揃えてスタート。最初は天井下から養生を始め、次に床へと移る。その作業の流れと、美しいウォールペイントを実現するためのコツを教えてもらった。

左上の塗料NATURAから時計回りに、ローラー¥630、マスカー¥490、パイオランテープ¥530、マスキングテープ¥620(3個入)、*ラスター刷毛¥3500、*フレキシ¥266、*缶オープナー¥100、着脱式ローラーハンドル¥440、刷毛¥880、(その下)金ヘラ¥760。ローラーバケット¥690。あとはハサミ、カッターを用意。(*はなくてもOKだがあった方が便利。ラスター刷毛は埃とりなどに使用する。)スターターキット¥3990も販売されている。
左上の塗料NATURAから時計回りに、ローラー¥630、マスカー¥490、パイオランテープ¥530、マスキングテープ¥620(3個入)、*ラスター刷毛¥3500、*フレキシ¥266、*缶オープナー¥100、着脱式ローラーハンドル¥440、刷毛¥880、(その下)金ヘラ¥760。ローラーバケット¥690。あとはハサミ、カッターを用意。(*はなくてもOKだがあった方が便利。ラスター刷毛は埃とりなどに使用する。)スターターキット¥3990も販売されている。
マスキングテープを15cm間隔くらいに始点と終点を決めて貼っていく。壁との間は1ミリくらい開けておくと、もとの壁の色が残りにくい。貼る度に指を左右にピーッと流して密着させよう。
①マスキングテープを15cm間隔くらいに始点と終点を決めて貼っていく。壁との間は1ミリくらい開けておくと、もとの壁の色が残りにくい。貼る度に指を左右にピーッと流して密着させよう。
角のところは、テープをカットするとそこから塗料が漏れる可能性があるので、折り返してつなげたまま進める。カットする必要がある場合は、しっかりテープを重ねて貼ること。
②角のところは、テープをカットするとそこから塗料が漏れる可能性があるので、折り返してつなげたまま進める。カットする必要がある場合は、しっかりテープを重ねて貼ること。
ここもポイント! 天井下は、脚立などを移動させて貼っていくので、手を放すときには一旦テープを壁に貼っておくこと。
ここもポイント! 天井下は、脚立などを移動させて貼っていくので、手を放すときには一旦テープを壁に貼っておくこと。
ここもポイント! スイッチパネルまわりも養生を忘れずに。より確実に行うにはパネルをはずしておくのがおすすめ。
ここもポイント! スイッチパネルまわりも養生を忘れずに。より確実に行うにはパネルをはずしておくのがおすすめ。
マスカーをマスキングテープの上に貼り、ビニールを引き出す。
③マスカーをマスキングテープの上に貼り、ビニールを引き出す。
ビニールは、床との間を数カ所テープで留めて、裏うちをする。
④ビニールは、床との間を数カ所テープで留めて、裏うちをする。
ビニールの端をパイオランテープでとめる。端は少し出しておくこと、折り返した部分にもテープを貼ることがポイント。
⑤ビニールの端をパイオランテープでとめる。端は少し出しておくこと、折り返した部分にもテープを貼ることがポイント。
ここもポイント! マスキングテープをカットするときは金ヘラを使う。ヘラで押さえて、テープ側をさっと移動させてカット。
ここもポイント! マスキングテープをカットするときは金ヘラを使う。ヘラで押さえて、テープ側をさっと移動させてカット。
養生完成! テープをしっかり貼ること、マスカーはつまずかないよう床にしっかり留めておくことが大事。この後の塗る作業以外に意識がいかなくてよいようにしておくことがポイント。
⑥養生完成! テープをしっかり貼ること、マスカーはつまずかないよう床にしっかり留めておくことが大事。この後の塗る作業以外に意識がいかなくてよいようにしておくことがポイント。

刷毛で縁取りをする

いよいよ塗料を用意してペイントに入る。まずは刷毛を使って縁取りを行い、ローラーでは塗料が入りきらないところを始めにしっかりと塗り込んでおく。
下準備として缶をミキシングしかくはんさせること、刷毛は毛ばらいして毛や埃をあらかじめ落としておくことを忘れずに。また、塗る前にはもう一度マスキングテープを指で押さえて密着させること。塗る順番は上の方から下の方へ。壁の右側から左側へと移動しつつ塗っていくのが基本だそうだ。

オープナーで缶を開け、フレキシを缶の淵にはめて、塗料を漏れないように少しずつローラーバケットに移す。量はローラーがかぶるくらいを目安に。
⑦オープナーで缶を開け、フレキシを缶の淵にはめて、塗料を漏れないように少しずつローラーバケットに移す。量はローラーがかぶるくらいを目安に。
刷毛に塗料をつける。網で余分な塗料を落としては、また塗料にくぐらせる。刷毛の中まで塗料が浸透するように、何度も繰り返すのが大事。
⑧刷毛に塗料をつける。網で余分な塗料を落としては、また塗料にくぐらせる。刷毛の中まで塗料が浸透するように、何度も繰り返すのが大事。
右側から淵を塗っていく(手の動きは左→右)。刷毛は壁の際に平行な角度になるように。
⑨右側から淵を塗っていく(手の動きは左→右)。刷毛は壁の際に平行な角度になるように。
角のところは特にしっかり。塗料の際のところは液が溜まらないようにぼかしておく。
⑩角のところは特にしっかり。塗料の際のところは液が溜まらないようにぼかしておく。
スイッチパネルまわりも縁取る。
⑪スイッチパネルまわりも縁取る。
隅のところは細い刷毛を使って。
⑫隅のところは細い刷毛を使って。
縁取り完成!  隅々までしっかり色を塗り込んだら、ローラーへ。
⑬縁取り完成!  隅々までしっかり色を塗り込んだら、ローラーへ。

ローラーで全体を塗る

続いてローラーを使って全体に塗布。1度ローラーに塗料をつけたら、自分の上半身分くらいの面積を塗ること、液溜まりがないようにぼかしながら塗り進めることが大事。塗りたい部分を全部塗りきったら1時間ほど置いて乾燥させ、2回目を塗る。これでいよいよ完成。
「5平米くらいの部屋で、初めてなら1日弱、慣れてくればもっと早く仕上げられます。初めはものが置かれていないところ、角などのないところからやってみるのがいいですね」。
トイレなど狭くて作業しづらいところよりは、リビングの一面などから始めてみるのがおすすめ。一面だけでも部屋のイメージは断然ちがってくる。
基本の塗り方をマスターしたら、次回紹介する、壁にニュアンスの出る上級編にもトライしてみよう。

ローラーに塗料をつけ網の上で転がして余分な塗料を落とす。何度も繰り返して、一定の場所に偏らないよう万遍なく染み込ませる。
⑭ローラーに塗料をつけ網の上で転がして余分な塗料を落とす。何度も繰り返して、一定の場所に偏らないよう万遍なく染み込ませる。
最初はローラーを縦にして先っぽを壁に当て、円を描くように動かす。ローラーの塗料溜まりを落とすのが狙い。
⑮最初はローラーを縦にして先っぽを壁に当て、円を描くように動かす。ローラーの塗料溜まりを落とすのが狙い。
ローラーでWの文字を描く。
⑯ローラーでWの文字を描く。
塗料を散らせるようにローラーを転がす。
⑰塗料を散らせるようにローラーを転がす。
下から上にローラーを転がしてなじませる。塗ったところから乾いていくので、後から戻って塗るのはNG。
⑱下から上にローラーを転がしてなじませる。塗ったところから乾いていくので、後から戻って塗るのはNG。
塗料が溜まりやすい際のところに注意。ぼかすようにしながら、ローラーを転がしていくのがポイント。
⑲塗料が溜まりやすい際のところに注意。ぼかすようにしながら、ローラーを転がしていくのがポイント。
1回目を塗り終えたら、全体が乾燥するまで約1時間休憩する。その間、バケットはこのようにしておけば材料の乾燥を防げる。
⑳1回目を塗り終えたら、全体が乾燥するまで約1時間休憩する。その間、バケットはこのようにしておけば材料の乾燥を防げる。
1回目の塗りが乾燥したら(約1時間)、2回目を塗る。1回目と同じ要領で、隅を刷毛で塗るところから繰り返す。
㉑1回目の塗りが乾燥したら(約1時間)、2回目を塗る。1回目と同じ要領で、隅を刷毛で塗るところから繰り返す。
完成!! 養生は乾ききる前にはがすのがポイント。乾いてからはがすと、塗料が一緒にはげることがあるという。
㉒完成!! 養生は乾ききる前にはがすのがポイント。乾いてからはがすと、塗料が一緒にはげることがあるという。
初心者からプロ用の道具まで、ペイントツールを揃える。
初心者からプロ用の道具まで、ペイントツールを揃える。
ベンジャミンムーア湘南ショールームの金光裕也さん。施工も請け負う。
ベンジャミンムーア湘南ショールームの金光裕也さん。施工も請け負う。
3月にオープンしたベンジャミンムーア湘南ショールーム。ペイント体験ブースも。
3月にオープンしたベンジャミンムーア湘南ショールーム。ペイント体験ブースも。
豊富な色見本の中から、イメージにぴったりの1色をセレクトできる。
豊富な色見本の中から、イメージにぴったりの1色をセレクトできる。