ずっと飾れるクリスマス スワッグで作る 簡単リースのアイディア

ずっと飾れるクリスマススワッグで作る
簡単リースのアイディア

リースとスワッグの
両方の良さを活かす

フラワーアーティストの荒木幸恵さん/『輪(りん)』に、クリスマスリースの作り方を教えていただいた。
リースにスワッグをプラスする、初心者でも作りやすい方法だ。クリスマスリースを作ったことがある方は経験あるかもしれないが、リースの土台にこんもりとグリーンを挿していく作業は、花材の準備も併せてかなりハードルが高いし時間もかかる。
けれどスワッグならば、片手の中に好みの花材を集めていけばよいので、気軽に始められるはずだ。

リースとスワッグを外せば、クリスマスの時期が終わっても、長い時間飾れるのがいい。

リースとスワッグを別々に作ってから、両方を合わせる。外すのも簡単。

リースとスワッグを別々に作ってから、両方を合わせる。外すのも簡単。

ネイティブフラワーが入る個性的なリース。赤い実を添えてクリスマスらしく。

ネイティブフラワーが入る個性的なリース。赤い実を添えてクリスマスらしく。

右がリースにする雲龍柳。下のグリーンは右からヒムロスギ、ブルーバード、ブルーアイス。花材は右からコットンフラワー、野ばらの実、プロテア、シルバーブルニア、テールリード。

右がリースにする雲龍柳。下のグリーンは右からヒムロスギ、ブルーバード、ブルーアイス。花材は右からコットンフラワー、野ばらの実、プロテア、シルバーブルニア、テールリード。

準備する道具は、ワイヤー (22番) 、ハサミ、サリーヤーン、麻ひも (細めのもののほうがギュっと縛りやすい) 。

準備する道具は、ワイヤー(22番)、ハサミ、サリーヤーン、麻ひも(細めのもののほうがギュっと縛りやすい)。

雲龍柳を丸める。「ボキっと折れることがあるので、ゆっくりとテンションをかけながら丸めてください」。

雲龍柳を丸める。「ボキっと折れることがあるので、ゆっくりとテンションをかけながら丸めてください」。

丸めた雲竜柳をワイヤーで留める。ワイヤーをねじりながらギュッと留める。留めたら余分なワイヤーはカットする。最終的に壁にかけるので、立体的になりすぎないよう形を整える。

丸めた雲竜柳をワイヤーで留める。ワイヤーをねじりながらギュッと留める。留めたら余分なワイヤーはカットする。最終的に壁にかけるので、立体的になりすぎないよう形を整える。

壁にかけるための輪を作る。ワイヤーを適当な長さにカットし、ねじって輪を作る。ねじった部分を下にして留める。

壁にかけるための輪を作る。ワイヤーを適当な長さにカットし、ねじって輪を作る。ねじった部分を下にして留める。

片手の中に花材を重ねていく

利き手と反対側の手に花材を重ねていく。
「ドライになるとボリュームが減るので、花材を多めにこんもりと作ってください」
隙間を埋めるようにしながら加えていくのがコツ。
「スワッグは縦に長く作ったほうが素敵なので、長さのある花材を加えるようにします。今回はふわふわとした穂先がかわいいテールリードを使いました」

スワッグを作る。利き手と反対の手にベースになるヒムロスギを持ち、メインの花材のプロテアを枝の間に差し込むように持つ。

スワッグを作る。利き手と反対の手にベースになるヒムロスギを持ち、メインの花材のプロテアを枝の間に差し込むように持つ。

グリーンを加えていく。「ドライになるとボリュームが減るので、グリーンは多めに使いましょう」

グリーンを加えていく。「ドライになるとボリュームが減るので、グリーンは多めに使いましょう」

後ろにコットンフラワーを加え、縦長のフォルムを意識する。

後ろにコットンフラワーを加え、縦長のフォルムを意識する。

手前にボリュームを出すため、シルバーブルニアを加える。

手前にボリュームを出すため、シルバーブルニアを加える。

隙間を埋めるようにグリーンを足し、後ろにふわふわと細長いテールリードを加えて、縦長フォルムを強調。

隙間を埋めるようにグリーンを足し、後ろにふわふわと細長いテールリードを加えて、縦長フォルムを強調。

クリスマスらしい赤色の実……ノバラの実を加える。

クリスマスらしい赤色の実……ノバラの実を加える。

裾の枝の長さを整える。「揃えすぎないほうが自然な感じに仕上がります」

裾の枝の長さを整える。「揃えすぎないほうが自然な感じに仕上がります」

ゆるまないようにしっかりと束ねる

スワッグは飾っていいるうちに自然とドライフラワーになる花材を選んでいる。乾燥すると茎のボリュームも減っていくので、束ねる時はゆるまないようにしっかりと。
「麻ひもを巻く時、親指を外さずしっかりと持つのがコツです。ギュッと巻くことができます」

親指を離さないようにしながら、麻ひもでギュッと巻く。

親指を離さないようにしながら、麻ひもでギュッと巻く。

しっかりと縛ったら、固結び。余った麻ひもはカットする。

しっかりと縛ったら、固結び。余った麻ひもはカットする。

麻ひもの上からサリーヤーンを巻く。斜めに巻き始める。

麻ひもの上からサリーヤーンを巻く。斜めに巻き始める。

途中でサリーヤーンを何度か折り返すように巻いていくとズレにくくなり、キュッと巻ける。巻き終わったら固結び。

途中でサリーヤーンを何度か折り返すように巻いていくとズレにくくなり、キュッと巻ける。巻き終わったら固結び。

最初に作った雲竜柳のリースと、スワッグをワイヤーで留めて完成。

最初に作った雲竜柳のリースと、スワッグをワイヤーで留めて完成。

荒木さんのアトリエには、素敵なドライフラワーの花材が溢れる。

荒木さんのアトリエには、素敵なドライフラワーの花材が溢れる。

シープホーンを加え、ガーランドを作る

リースを作った時に余った花材に、羊の角のような可愛らしい形のシープホーン(パナマ帽のなどの原料いなるパナマソウのドライフラワー)を加えて、ガーランドを作ってみよう。
材料を縛っていくだけなので簡単だし、飾る場所も選ばない。LEDライトと一緒に下げてクリスマスらしい演出を楽しんでも。両サイドに輪を作って、旗のように飾るのも面白い。

小さなスワッグとシープホーンを麻ひもで繋げて作ったガーランド。

小さなスワッグとシープホーンを麻ひもで繋げて作ったガーランド。

材料は、右上のシープホーンから左回りに、ブラックベリー、スワッグで使ったグリーン、ユーカリテトラゴナ、コットンフラワー、シルバーブルニア、ウスネオイデス。

材料は、右上のシープホーンから左回りに、ブラックベリー、スワッグで使ったグリーン、ユーカリテトラゴナ、コットンフラワー、シルバーブルニア、ウスネオイデス。

小さなスワッグを作るので、それぞれの花材を短くカットする。

小さなスワッグを作るので、それぞれの花材を短くカットする。

手の中で作った材料をワイヤーで留める。小さなスワッグなので細めのワイヤー (28番) を使う。

手の中で作った材料をワイヤーで留める。小さなスワッグなので細めのワイヤー(28番)を使う。

麻ひもを用意し、壁にかけるための輪っかを作る。

麻ひもを用意し、壁にかけるための輪っかを作る。

スワッグを麻ひもで縛る。

スワッグを麻ひもで縛る。

スワッグ、シープホーン、スワッグ……と、間隔のバランスを見ながらつなげていく。

スワッグ、シープホーン、スワッグ……と、間隔のバランスを見ながらつなげていく。

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