ずっと楽しめるしめ飾り しめ縄を取り外しできる スワッグを作る

ずっと楽しめるしめ飾りしめ縄を取り外しできる
お正月飾りを作る

しめ縄とスワッグを別々に作る

スワッグで作るしめ飾りは、しめ縄を外せばスワッグだけを長く楽しむことができる。
しめ縄と、スワッグを別々に作り、最後に合わせるのがポイント。

今回しめ縄スワッグを教えていただいたのは、クリスマスのスワッグ作りを取材させていただいた『輪(りん)』の荒木幸恵さん。
「しめ縄スワッグは、松の内が過ぎたらスワッグを外し、お焚き上げにはしめ縄だけお願いすればよい点でもオススメです」

さらには、まずクリスマス用にスワッグを作り、お正月用にしめ縄をつけてしめ飾りに。お正月が終わったら、しめ縄を外してスワッグだけを楽しむ。工夫次第で3段階活用も楽しめる。


スワッグとしめ縄を別々に作る。2つを合わせればお正月のしめ飾りに。しめ縄を外せばスワッグだけ飾ることができる。

スワッグとしめ縄を別々に作る。2つを合わせればお正月のしめ飾りに。しめ縄を外せばスワッグだけ飾ることができる。

どの向きに飾っても素敵だけれど、右肩上がりにすると縁起良く見える。

どの向きに飾っても素敵だけれど、右肩上がりにすると縁起良く見える。

水引をクルリと巻いてしめ縄と合わせる

スワッグにする植物には、斑入りの蛇の目松や、古代米など、お正月らしい花材をチョイス。そこにゴールドの葉色が個性的な南アフリカ産の植物、リューカデンドロンを加えるのが荒木さん流。

「水引は、使いやすいように一部糊付けされているものや、カラーバリエーションも多く、素材感も様々なタイプのものがあります。今回は紅白のものを使いましたが、ゴールドの水引も素敵です」

用意するもの:しめ縄、水引。植物は右から、アンバーナッツ (ブリーチ) 、ヒムロスギ、リューカデンドロン、斑入りの蛇の目松、松ぼっくり、古代米、野ばらの実、グレビリアゴールド。他に、麻ひも、ワイヤー、ハサミを準備する。

用意するもの:しめ縄、水引。植物は右から、アンバーナッツ(ブリーチ)、ヒムロスギ、リューカデンドロン、斑入りの蛇の目松、松ぼっくり、古代米、野ばらの実、グレビリアゴールド。他に、麻ひも、ワイヤー、ハサミを準備する。

「水引にはたくさんの結び方がありますが、今回は紅白の水引を巻いて作る簡単な方法をご紹介します」。センターを持ち、まずは白をクルリと巻く。

「水引にはたくさんの結び方がありますが、今回は紅白の水引を巻いて作る簡単な方法をご紹介します」。センターを持ち、まずは白をクルリと巻く。

次に赤をクルリと巻いて、中央で細いワイヤーを数回回し、ねじって留める。余分なワイヤーはカット。

次に赤をクルリと巻いて、中央で細いワイヤーを数回回し、ねじって留める。余分なワイヤーはカット。

吊るして飾るための輪をワイヤーで作っておく。

吊るして飾るための輪をワイヤーで作っておく。

しめ縄と水引をワイヤーで固定する。

しめ縄と水引をワイヤーで固定する。

松ぼっくりの傘の間にグルリとワイヤーを通す。

松ぼっくりの傘の間にグルリとワイヤーを通す。

松ぼっくりの下でワイヤーをねじる。

松ぼっくりの下でワイヤーをねじる。

スワッグは手の中で自由に

「スワッグは、好きな植物を使って、手の中でバランスよく自由に作ってください。
葉っぱの流れを見ながら、縦長のラインを意識して作るとまとまりやすいです。一番下のしめ縄に接する面が平になるように作ります。そして手元にアクセントとなる花材を持ってくるようにします。今回は赤い実(野ばらの実)と、白いアンバーナッツを加えました」

スワッグは長く飾っているうちに水分が抜けて茎が細くなるので、できるだけきつく縛る。束ねた茎を持つ手の親指を離さないようにしながら、麻ひもをギュッと巻くのがコツだ。

植物を使いやすい長さにカット。余分な葉を取り除く。

植物を使いやすい長さにカット。余分な葉を取り除く。

手の中で重ねていくようにスワッグを作る。赤い実を加えるとお正月らしくなる。

手の中で重ねていくようにスワッグを作る。赤い実を加えるとお正月らしくなる。

古代米で豊かな実りの願いを、白いアンバーナッツで清らかさを加え、お正月らしいスワッグに。

古代米で豊かな実りの願いを、白いアンバーナッツで清らかさを加え、お正月らしいスワッグに。

親指を離さないようにしながら、根本を麻ひもできつく縛る。

親指を離さないようにしながら、根本を麻ひもできつく縛る。

お正月らしい松と相性のいい松ぼっくりを根本に添える。

お正月らしい松と相性のいい松ぼっくりを根本に添える。

しめ縄とスワッグを麻ひもで結ぶ。バランスを見ながら、スワッグの茎を自然な長さにカットして整え、完成。

しめ縄とスワッグを麻ひもで結ぶ。バランスを見ながら、スワッグの茎を自然な長さにカットして整え、完成。

フラワーアーティストの荒木幸恵さん。定期的にワークショップも開催している。

フラワーアーティストの荒木幸恵さん。定期的にワークショップも開催している。

カラフルなしめ縄を使う

最近、しめ縄のカラーバリエーションが増えてきた。天然の藁ではなく、ペーパーラフィアでできたものもある。紙なので軽く、壁に掛けて飾りやすい。

水引も予め巻いてあるものや、色の種類も多い。
カラフルで明るいお正月を迎えられそうだ。

「素材はネット通販でいろいろな種類のものを探すことができます。毎年、違ったもので作ってみるのも楽しいと思います。
スワッグとしめ縄を合わせるしめ飾りは、実際に手を動かしてみると思っているより簡単に楽しく作ることができると感じていただけると思います。ぜひトライしてください」

しめ縄と花材の色のコーディネートを楽しむ。

しめ縄と花材の色のコーディネートを楽しむ。

丸い形のカラーしめ縄。

丸い形のカラーしめ縄。

縦長に仕立てたリースとも相性がいい形のしめ縄も。ゴールドの水引を使えば華やかに。予め形を作ってあるものも使いやすい。

縦長に仕立てたリースとも相性がいい形のしめ縄も。ゴールドの水引を使えば華やかに。予め形を作ってあるものも使いやすい。

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