緑と家具の相性を考えるインテリアショップで
グリーンを買う理由
鉢の色にも気を配りたい
2024年年3月にインテリアショップ『アクタス新宿店』内にオープンした『NODERIUM TOKYO（ノードリウム・東京）』は、家具と植物の組み合わせを提案してくれる。ソファと観葉植物の組み合わせ方、ハンギングの効果的な使い方など、今までのグリーンショップにはなかった“インテリアに合わせる植物”の視点でセレクトの相談に乗ってもらえる。
インテリアに合った鉢の選び方もポイントになる。ナチュラルなインテリアなら、鉢色は黒より白系のものが似合うし、洗練された家具には素焼きの鉢よりデザイン性の高いものがマッチする。ACTUSらしいインテリア視点でグリーンを楽しめる店なのだ。
もうひとつ、ノードリウムに足を運ぶべき理由のひとつに『そら植物園』の唯一無二の植物が小売店で手に入るようになったことがある。岩を抱いたガジュマルなど、西畠清順氏が世界中から発掘したインパクトのある植物を手に入れることができる。
2024年3月に『アクタス新宿店』内にオープンした『ノードリウム・東京』。購入した植物の配送も可能。
店内には家具が置かれていて、ソファに座った時に視線が下がることで植物の見え方が変わることが体感できる。
背の高い植物から足元を飾る植物まで、緑の壁ができているコーナーが圧巻。横から見ると、様々な形の葉先が重なり、まるでジャングルに来たようでテンションが上がる。
お洒落な鉢が並ぶ。「ヨーロッパの家具に合うベルギーの『DOMANI』のものがオススメです」
ハンギングの植物も豊富に揃う。「小さいお子さんやペットがいて、床に植物を置きづらい方にも人気です」。写真左端の原種の蘭にも注目したい。
インテリアに合わせて葉色の違いを楽しむ。上が黒っぽい緑と“ふ”の入り方がユニークなカラテア・ジャングルローズ。下が緑の迷彩模様が目を引くホマロメナ・カモフラージュ。
黄みどり色の葉がきれいなフィカス・アルテシマは、ナチュラル系の家具とともに明るい場所で育てたい。
水やりが簡単なハイドロカルチャー
ハイドロカルチャーで仕立てた鉢が数多く揃うのも『ノードリウム・東京』ならでは。
ハイドロカルチャーとは、高温で焼いた粘土を使って植物を育てる水耕栽培のこと。水位計で水やりを管理できるのが特徴だ。
「備え付けの水位計を見てひとめで水やりのタイミングが分かるので、グリーン初心者にも安心です」。
軽いので鉢の移動やプランターカバーを替えるのが簡単、土と比べて栄養素が少ないので成長が緩やか、と観葉植物をインテリアのひとつとして捉えたときにとても扱いやすい。無菌に近い人工的に作られた培養土を使うので、虫が寄りにくいのもありがたい。
『ACTUS』グリーンバイヤーの曽我広範さんオススメのハイドロカルチャー。「先週もハイドロカルチャーの生産者さんのところに行きまして、ACTUS用の大型植物をさらに作っていただきたいとお願いしました」
ハイドロカルチャーは粘土を高温で焼いた粒状のものに植物を植え、根腐れを防ぐしくみ。ACTUSでは水位計とセットで販売している。
なかなか他ではお目にかかれないハイドロカルチャーで仕立てた大型の植物が手に入るのは『ノードリウム・東京』ならでは。
テラスのエントランスでお出迎えしてくれるのが、石を抱いた根っこがインパクト充分な『そら植物園』のガジュマル。
店内にも気根を伸ばした野性味たっぷりのガジュマルがある。
コウモリランやタニワタリから成る巨大な『そら植物園』のコケ玉ハンギングは、実際にお店でその迫力を体感したい。
『そら植物園』による貴重な植物を小売で買えるのはACTUSだけ。
テラスに置く植物も
『ノードリウム・東京』では屋外用の植物が豊富に揃うのも特徴のひとつ。
『そら植物園』のそのまま自然を切り取ってきたような迫力ある樹形のガジュマルや、沖縄のサガリバナが太陽の光を浴びている。
ガーデンファニチャーに合う植物や、人気のシルバーリーフ、オーストラリアの植物などがセレクトされている。
テラスを通って『ノードリウム・東京』に入るための入口がこちら。
大型のサボテン、金鯱（キンシャチ）。テラスの主役になってくれそうだ。
ガーデンファニチャーと植物の組み合わせの演出はインテリアショップならではの強み。
人気のオーストラリア原産の植物や、シルバーリーフのオリーブやユーカリなど、年間を通して屋外に置ける種類も数多く揃える。
