コーポラティブハウスという選択大胆な自由設計が可能な
コーポラの魅力を活かす
ガラスでリビングと洗面バスルームを分ける
武蔵小金井のarchinetのコーポラティブハウス、coniwa。全戸共通の意匠のカーブを描く梁の美しさが目を引く。
「この物件のチラシがきっかけだったのですが、コーポラに関する知識はなかったのですが、興味が湧いて見学に行くことにしました。戸建てに近い感覚で自由に設計できる魅力に惹かれました」
金谷進一さん、桂子さんご夫妻のお宅の設計は、YUUA建築設計事務所の清水知和さん+相原まどかさん。
清水さんにイメージ画像を渡し、細かな部分をつめていったのだそう。
「せっかくの自由設計なので、なにか大胆なことをしたいと思い、天井から床までのガラスでリビングと洗面・バスルームを分けました。
そして、リビングの真ん中には大きなコンクリートのテーブルを作りました。テーブルの横幅が1mなのですが、広すぎないか、この幅でいいのか、と妻とずいぶん悩みました」
収納家具もこだわって選ぶ
白で統一された洗面バスルームは近未来的な空間。その空間へはあえてクラシックな木の扉を開けて入る。
「山梨まで現物を見に行って選びました」
「山梨まで現物を見に行って選びました」
洗面所の北欧ブランドの『string』のシェルフは入居してから取り付けたのだそう。
「実際に暮らしてみると、収納が少なかったんです。キッチンの『Tse&Tse associees』のラックや、カラーオーダーした『無印良品』の棚をリビングに追加しました。階段下のスペースを収納にして、扉をDIYしたりもしました」
収納といえば、新たに収納スペースが必要な趣味が増えたのだという。
「コーポラティブハウスの住人どうしがとても仲がよく、一緒に旅行やキャンプにも行きます。キャンプ道具が増えてきて、ますます収納が足りなくなっています(笑)」
窓の外に愛車が見える趣味性の高い部屋
エントランスを入ると、正面に自転車を整備するスペースがある。ここから窓の外に目をやると、ガレージ内に愛車が見える。
「自転車を整備するスペースを掘り下げて、低い目線から愛車を見るという案もありました」
「自転車を整備するスペースを掘り下げて、低い目線から愛車を見るという案もありました」
ちなみに、窓の外に愛車が見える物件はconiwaの中では金谷さんのお宅だけ。
「ラッキーなことに、僕らが申し込んだ時にはまだこの住戸に空きがありました。妻は3階の住戸が気になっていたようですが、僕はこの戸建て感覚のガレージつき住戸がかなり気に入り、押し切りました(笑)」