ライフオーガナイザーのマンション暮らしPart2スモールスペースに集結
生活を彩る愛用グッズ
大切なものは諦めない
都心のマンション。ホテルのように洗練されたコンパクトなスペースに家族3人+犬1匹、すっきりと暮らすライフオーガナイザーのさいとうきいさん。本当に必要なものだけを最小限に揃えたり、家具などは多用途に使えるものを選んだりするなど、徹底的に無駄を省く工夫が快適な空間を生んでいる。でもその一方で、キッチンツールや掃除グッズなど、実はこだわりのものもたくさんある。
「あれもこれもは無理ですが、何が自分にとって大事かを考えて、大切にしたいものは持っていたいと思います。我が家は夫が料理好きなので、特にキッチンツールは色々なものを揃えています」。
譲れないものは手放すことなく、その分他のもので家全体のものの量を調整するという。さいとうさんにとって、なくてはならない愛用グッズを見せていただいた。
基本アイテムを上手に活用
すっきりとして見えるキッチンにも、愛用するキッチン家電やグッズがたくさん。
「夫が道具好きなので、電動のコーヒーミルやブレンダー、ハイパワーミキサーなど家電がたくさんあります。でもその代わり炊飯器やトースターは持っていないんです」。
炊飯器はル・クルーゼのお鍋で、トースターはガスコンロのグリルで代用することが可能。
「複雑な調味料も持たないようにしています。例えばドレッシングやめんつゆ、ポン酢などは基本調味料をベースにつくることができるので、市販のものは買っていません。ストック管理の負担や場所の確保など、少しはラクになると思います」。
出汁にはこだわり必ずカツオ節からとる。だから削り器は欠かせない。
「包丁も業務用の骨切り包丁など、色んな種類を揃えています。でも夫が楽しく料理してくれれるのが一番ですから(笑)、これも必要なものと割り切っています」。
食卓を彩る愛用の道具たち
ダイニングテーブルを彩るお気に入りの食器類。その中で、目立っているのは木の器やトレー類。
「素材感が好きで、色々な産地、素材のものを揃えています」。
オープンラックに見せるように収納しても美しいし、トレーは重ねておけば場所も取らない。
「ワイン好きなのでワインオープナーやチーズ関係のグッズも多いですね。ゲストが来ると、“これ、どこで買ったの?”と聞かれることも多くて、それが話題にもつながります」。
持ちものを絞りしながらも、よいものを見極め、大切にする気持ちが、生活をより潤いのあるものにしてくれるようだ。