
戸建てからタワマンへ工業的デザインとヴィンテージ
憧れのインテリアを叶える箱
「BRUTUS」で目覚める
ふたりのお子さんの独立をきっかけに、5年程前、横浜市内の戸建てから横浜港の見えるベイエリアのタワーマンションに住み替えたHさんご夫妻。
「それまでは仕事と子育てで余裕がなくて。当時の経済力で買うことができた家に住んでいました。でも子供たちも巣立ち、これからはふたりでやりたかったことができるかなと」
ご主人が見せてくれたのは、約40年前、“居住空間学”を特集した「BRUTUS」。
「それまでこんなインテリア雑誌ってなかったと思うんです。これを読んで空間造りに興味を持ち始めました」
ずっと温めてきた想いを実現させるため、物件はリノべ前の中古マンションを選択。要望を受けとめてくれると直感した『EcoDeco(エコデコ)』に、リノベーションを依頼した。
「夫は空間について色々考えて、DIYするのが好きなんです。あまり最初に造り込んでしまうと後から手を加えられないので、壁、床、天井、電気配線などはお願いしつつ、後から変えられる余地を残してもらいました」と奥様。
「それまでは仕事と子育てで余裕がなくて。当時の経済力で買うことができた家に住んでいました。でも子供たちも巣立ち、これからはふたりでやりたかったことができるかなと」
ご主人が見せてくれたのは、約40年前、“居住空間学”を特集した「BRUTUS」。
「それまでこんなインテリア雑誌ってなかったと思うんです。これを読んで空間造りに興味を持ち始めました」
ずっと温めてきた想いを実現させるため、物件はリノべ前の中古マンションを選択。要望を受けとめてくれると直感した『EcoDeco(エコデコ)』に、リノベーションを依頼した。
「夫は空間について色々考えて、DIYするのが好きなんです。あまり最初に造り込んでしまうと後から手を加えられないので、壁、床、天井、電気配線などはお願いしつつ、後から変えられる余地を残してもらいました」と奥様。

1994年築。ベイブリッジが望めるタワーマンションの高層階。総面積は70.72㎡。

バーチカルブラインドの向こうには、港の景観が広がる。

ダイニングには、Yチェアや剣持勇のスツールなどを。エアコンは天井埋め込み型を選択。

空間造りに興味を持つきっかけとなった、40年前の「BRUTUS」。今も大切に保管。
寝室も大空間の一部に
間取りは2LDKから1LDK+クローゼットに変更。玄関を入ると、衣類が整然と並べられたオープンクローゼットが目に飛び込んでくる。
「宅急便の人とかが来ると、びっくりしますね(笑)。ここにはもともとバスルームと洗面があったのですが、水廻りは明るい窓辺に置きたかったので移動させ、クローゼットにしました」
LEDのライトバーが照らし出す、テーラーのような佇まいのクローゼットの向こうにLDK、プライベートスペースが続いている。
「窓がない玄関側まで光を届けるため、ガラスのドアを造作しました。ドアはすべて、普段ほとんど開け放しています」
ベランダ側の、個室があったところの間仕切りも取り払い、ガラスの引き戸で寝室を含むプライベートスペースを区切った。光が通り抜けるワンルームのような大空間が広がる。
「やりたかったのは躯体現しです。天井は剥き出しにしたのですが、壁はコンクリートではなかったのでグレーに塗装してもらいました」
無機質で工業的な雰囲気にアンティークやヴィンテージの温かみ。大空間は、異素材をミックスさせた好みのテイストで彩られている。
「宅急便の人とかが来ると、びっくりしますね(笑)。ここにはもともとバスルームと洗面があったのですが、水廻りは明るい窓辺に置きたかったので移動させ、クローゼットにしました」
LEDのライトバーが照らし出す、テーラーのような佇まいのクローゼットの向こうにLDK、プライベートスペースが続いている。
「窓がない玄関側まで光を届けるため、ガラスのドアを造作しました。ドアはすべて、普段ほとんど開け放しています」
ベランダ側の、個室があったところの間仕切りも取り払い、ガラスの引き戸で寝室を含むプライベートスペースを区切った。光が通り抜けるワンルームのような大空間が広がる。
「やりたかったのは躯体現しです。天井は剥き出しにしたのですが、壁はコンクリートではなかったのでグレーに塗装してもらいました」
無機質で工業的な雰囲気にアンティークやヴィンテージの温かみ。大空間は、異素材をミックスさせた好みのテイストで彩られている。

玄関を入ると現れる光景。中央は「ACME」の前身「Oh PA!」で購入したヴィンテージのキャビネット。レイアウトはご主人が考えた。リビングへの入り口はガラスの引き込み戸。

LEDのライトバーを埋め込み型にリクエスト。右手のクローゼット内部は、引き戸をスライドさせることで、左右からアクセスできる。外出時に必要なものを玄関側に収納。亜鉛メッキのシューズラックはイタリアの「メタルシステム」。工業的デザインの美しさと機能性が気に入っている。

ガラス戸でLDKとプライベートスペースを緩く仕切る。

ほぼワンルームに接がる大空間の一角に、ベッドスペースを。

昔の図書館でカード入れに使われていたと思われる、小さな引き出しが連なる収納棚。

軍隊で使用していたらしいキャビネット。家具はほぼすべて前の家から使っているもの。
見せても美しい水廻り
白いタイルを貼った洗面所は、窓から日差しが入って明るい。
「雑誌の事例を見て、イメージを設計士さんにお伝えしました。シンク、水栓、鏡、ソープ入れ、タオル掛けなどすべて施主支給で、これを使ってくださいとお願いしたんです」
タイルはカットせずに張り上げられるよう、壁の幅と高さを計画するなど、美しく見せるため細部までこだわった。
「洗面の扉は、閉めると洗面所内に洗濯機ブースが現れる仕組みになっているんですよ」
普段は開放しておくことで、洗濯機を隠しつつ洗面所の窓からの光をリビングに取り込ませている。
「キッチンは籠って調理したいし、生活感を見せたくないので独立型が希望でした。ショールームを回り、見た目だけでなく使い勝手も考えてキッチン台を選びました」
シックな雰囲気のキッチン空間も、タイルのサイズに合わせて壁面の寸法を計画。棚板下に埋め込まれた手元灯が、クールでスタイリッシュな雰囲気を出している。
「雑誌の事例を見て、イメージを設計士さんにお伝えしました。シンク、水栓、鏡、ソープ入れ、タオル掛けなどすべて施主支給で、これを使ってくださいとお願いしたんです」
タイルはカットせずに張り上げられるよう、壁の幅と高さを計画するなど、美しく見せるため細部までこだわった。
「洗面の扉は、閉めると洗面所内に洗濯機ブースが現れる仕組みになっているんですよ」
普段は開放しておくことで、洗濯機を隠しつつ洗面所の窓からの光をリビングに取り込ませている。
「キッチンは籠って調理したいし、生活感を見せたくないので独立型が希望でした。ショールームを回り、見た目だけでなく使い勝手も考えてキッチン台を選びました」
シックな雰囲気のキッチン空間も、タイルのサイズに合わせて壁面の寸法を計画。棚板下に埋め込まれた手元灯が、クールでスタイリッシュな雰囲気を出している。

タイルが整然と並んだ洗面。シンク左横のグレーの木箱は、電動歯ブラシのコードを隠すため、ご主人がDIY。

ドアを開閉することで、洗濯機を隠したり、使用したりできる。

「TOTO」の実験室用のようなシンクなど、すべて施主支給でコーディネートした。

キッチン台は「GRAFTEKT」。シンプルで必要な機能だけを備えたものにこだわった。

食洗機は、使い勝手のよいフロントオープンを希望して「Miele」をビルトイン。

スポットライトなどを取り付ける代わりに、棚板の下にLEDライトバーを埋め込んですっきりとさせた。
理想の暮らしが叶えられる箱
窓の向こうにベイブリッジが望める、プライベートスペースには、壁一面の本棚が、圧巻の佇まいを見せている。
「収納が少ないので悩んでいて、設計士さんに薦められた既製品の本棚なんです。ベッドヘッドの部分はDIYで制作しました」
ヤマギワで買い集めたフィリップ・スタルクのテーブルライトを並べたり、持っていたキャビネットを解体し、棚にちょうど収まるサイズに加工して収めたり。ご主人がDIYで様々にアレンジしつつ、入居後もアップデートを楽しんでいる。
「建材や照明器具、オブジェなど、ネットで掘り出し物を見つけるのが好きで、ついポチってしまうんです(笑)。使わない材料が増えてきて、保管する場所や、DIYをする場所も必要になったので、別に家を1軒購入して作業場にしています」
以前住んでいた戸建ての家は賃貸に出し、収益を確保。それによってやりたかった空間づくりを楽しんでいるそう。
「家具の配置も変えたりしては、空間をどう使うかいつも考えています。部屋からの眺めも楽しめるし、横浜駅にも近くて外出も楽しい。住み替えによって、豊かな暮らしが叶えられました」
「収納が少ないので悩んでいて、設計士さんに薦められた既製品の本棚なんです。ベッドヘッドの部分はDIYで制作しました」
ヤマギワで買い集めたフィリップ・スタルクのテーブルライトを並べたり、持っていたキャビネットを解体し、棚にちょうど収まるサイズに加工して収めたり。ご主人がDIYで様々にアレンジしつつ、入居後もアップデートを楽しんでいる。
「建材や照明器具、オブジェなど、ネットで掘り出し物を見つけるのが好きで、ついポチってしまうんです(笑)。使わない材料が増えてきて、保管する場所や、DIYをする場所も必要になったので、別に家を1軒購入して作業場にしています」
以前住んでいた戸建ての家は賃貸に出し、収益を確保。それによってやりたかった空間づくりを楽しんでいるそう。
「家具の配置も変えたりしては、空間をどう使うかいつも考えています。部屋からの眺めも楽しめるし、横浜駅にも近くて外出も楽しい。住み替えによって、豊かな暮らしが叶えられました」

「margherita」の本棚。梁下にぴったり収まるよう天井を少しカットし、電源コードが通せるよう棚板の一部に穴を開けるなど、カスタムオーダーをした。フィリップ・スタルクのテーブルライトなどを飾る。右手下部に、棚にぴったり収まるようにDIYしたヴィンテージの木箱を収める。

リブデザインのベッドヘッドはDIYしたもの。奥は収納になっている。

医療機関用のダストボックスは、ネットオークションで購入。

「TRUCK FURNITURE」のソファの向こうは、アートではなく収納の扉。ご主人がDIY。

バウハウスのデザインをモチーフに造作してもらった飾り棚。鉄のオブジェはヤフオクで見つけてポチったもの。








