![アートを日常で楽しむ方法 Part2 立体アートを 素敵に飾る方法を知る アートを日常で楽しむ方法 Part2 立体アートを 素敵に飾る方法を知る](https://img.tokosie.jp/2020/04/20095856/200422art-1000x600.jpg)
アートを日常で楽しむ方法 Part2立体アートは
暮らしに溶け込ませる
作品の力を感じよう
「アートを日常で楽しむ方法」Part1に続き、今回のPart2では、立体アートの飾り方を、アートアドバイザーの奥村くみさんに教えていただく。
「上の写真はダイニングのキャビネットです。大西信明さんの立体作品と、岩村伸一さんの平面作品を、季節の花と一緒に飾っています。左側には透明感のある器を置き、清涼感をプラスしました。
季節の花を作品と共に楽しむことで、アートを替えなくても、季節感を楽しむことができます」
奥村さんのお宅では、リビングのコーヒーテーブルに無造作に積んだ本の上に、ガラスドームの中に石のアートを飾ったり、窓辺にガラスの密閉容器に角砂糖の作品を飾ったりと、暮らしの中にアートを溶け込ませるように、楽しみながら立体アートを飾っている。
「作品として心から惹かれるものと出会ったら、家に持ってきた時に必ず作品が輝く場所が見つかります。インテリアの装飾品としてアートを探すのではなく、まず作品の力を感じて欲しいと思います」
![「2体のトルソーを乗せた木製の台は自分で作りました」 Artist:大西伸明](https://img.tokosie.jp/2020/04/20095836/200422art-001.jpg)
「2体のトルソーを乗せた木製の台は自分で作りました」 Artist:大西伸明
![「HOPE」の文字が印象的な作品をガラスドームに閉じ込めて、リビングのテーブルの本やキャンドルと一緒に飾る。Artist:野田万里子](https://img.tokosie.jp/2020/04/20095838/200422art-002.jpg)
「HOPE」の文字が印象的な作品をガラスドームに閉じ込めて、リビングのテーブルの本やキャンドルと一緒に飾る。Artist:野田万里子
![「角砂糖を使ったアートをどこに飾ろうかと考えていた時にひらめいたのが、太陽光発電でライトがつくガラスのボトルの中でした」。Artist:田中朝子](https://img.tokosie.jp/2020/04/20095841/200422art-003-700x467.jpg)
「角砂糖を使ったアートをどこに飾ろうかと考えていた時にひらめいたのが、太陽光発電でライトがつくガラスのボトルの中でした」。Artist:田中朝子
花を合わせ、アートを立体感を楽しむ
壁に飾った平面作品の近くにお花を飾り、立体的な視点でアートを楽しむ方法もある。
イメージするのは和室の”床の間”。床の間の掛け軸と花のように、平面作品と挿花の組み合わせを楽しみたい。
イメージするのは和室の”床の間”。床の間の掛け軸と花のように、平面作品と挿花の組み合わせを楽しみたい。
「最近は洋花より、和の花を合わせて楽しむようになりました。
このサイトの一番上のキャビネットの写真でお見せしたように、アートと花が重なっても問題ありません。照明器具などとアートがかぶっても大丈夫です。美術館等の作品展示とは違いますので、かぶってしまうことを気にせずに、日常の暮らしの中でアートを楽しんでいただければと思います」
![「京都在住のアーティストの作品です。西陣織の銀糸の材料となる銀紙が使われています。作品の下に和の花を活け、組み合わせを楽しんでいます」 Artist:アンジュ・ミケーレ](https://img.tokosie.jp/2020/04/20095843/200422art-004.jpg)
「京都在住のアーティストの作品です。西陣織の銀糸の材料となる銀紙が使われています。作品の下に和の花を活け、組み合わせを楽しんでいます」 Artist:アンジュ・ミケーレ
![廊下のちょっとしたコーナーを生かして、立体的にアートを楽しむ。壁に作品を飾り、手前に野山の活け込みを。Artist:三瓶玲奈](https://img.tokosie.jp/2020/04/20095845/200422art-005-700x467.jpg)
廊下のちょっとしたコーナーを生かして、立体的にアートを楽しむ。壁に作品を飾り、手前に野山の活け込みを。Artist:三瓶玲奈
![アートアドバイザーの奥村くみさん。インテリアコーディネーターとして活躍した後、2004年より現代アートとインテリアの融合を目指し、アートアドバイザーとしてアートのある暮らしを提案。近著に『アートと暮らす日々』(ワニブックス)。毎年「堂島リバーフォーラム」にて、セレクトしたアートを楽しめるフェア『ART NAKANOSHIMA』を開催。](https://img.tokosie.jp/2020/04/20095847/200422art-006-700x467.jpg)
アートアドバイザーの奥村くみさん。インテリアコーディネーターとして活躍した後、2004年より現代アートとインテリアの融合を目指し、アートアドバイザーとしてアートのある暮らしを提案。近著に『アートと暮らす日々』(ワニブックス)。毎年「堂島リバーフォーラム」にて、セレクトしたアートを楽しめるフェア『ART NAKANOSHIMA』を開催。
小さなアートは棚の中に飾っても
「壁にかけるには小さく感じる平面作品は、棚の中に飾ってみるのもよいと思います」
奥村さんは、アンティークの器や、作家の陶磁器作品と一緒にアートを店の中に飾って楽しんでいる。
「アートと一緒に好きなもの、思い出の品などを集めたコーナーを棚の中に作ると、ふと目にしたときに幸せな気持ちになれるはずです」
![小さな仏像を中心に、白を基調とする作品でまとめた静謐な空間。Artist:平面はサイモン・モーレイ、仏像と経筒は二見光宇馬、ピッチャーは青木良太](https://img.tokosie.jp/2020/04/20095849/200422art-007.jpg)
小さな仏像を中心に、白を基調とする作品でまとめた静謐な空間。Artist:平面はサイモン・モーレイ、仏像と経筒は二見光宇馬、ピッチャーは青木良太
![シックな文箱とリキュールを入れるアンティークのボトルにアートを組み合わせて。Artist:法貴信也](https://img.tokosie.jp/2020/04/20095851/200422art-008.jpg)
シックな文箱とリキュールを入れるアンティークのボトルにアートを組み合わせて。Artist:法貴信也
![「キッチンにもアートを飾ります。ブロッコリーが可愛く並ぶ、食材をテーマにしたアートを選びました。料理の手を休めてふと棚に目をやると幸せな気持ちになれます。キッチンには作品がきちんとアクリルで覆われているものを飾るようにしています」。Artist:田中朝子](https://img.tokosie.jp/2020/04/20095854/200422art-009-700x467.jpg)