カリモク家具のクリエイティブDIYとリノベの
アイディアがふくらむ場所
石巻工房とカリモク家具の深〜い関係
西麻布の閑静な住宅街に”Karimoku”という表札かかる建物がある。ここ『Karimoku Commons Tokyo』は、全館で最新のカリモクを体感できるクリエイティブなスペースになっている。
定期的に企画展が行われており、2021年8月6日(金)まで、カリモク家具が協働している『石巻工房』の10年の歩み……「 ”十” 石巻工房の十年展」が展示されている。
『石巻工房』は、2011年3月の東日本大震災で家具や住まいを失った人々の力になりたいと、ここ『Karimoku Commons Tokyo』のリノベーションにも携わった建築家の芦沢啓治氏を中心に有志が立ち上がり、デザインの力でDIYの可能性を広げる“DIYレーベル”だ。
被災者自ら手を動かし、素材は手に入れやすい2×4材を中心にスタート。
上の写真は、外に置いてシルバーに変わった『石巻工房』のベンチだ。
スタートから10年が経ち、現在は地域外の方々にも家具の販売を広げ、素材やデザイン、小物やDIYキットなど、ラインナップも多岐にわたっている。
『石巻工房』をカリモク家具が作ると
『石巻工房』のDIYテイストのデザインを生かし、木材を熟知したカリモク家具の手によってリファインされたシリーズが『石巻工房 by Karimoku』だ。
たとえばAAスツールは板厚が薄くなり、釘穴は隠されている。
DIYに興味のある方なら、家具メーカーならばどこを変えるのか、ぜひチェックしていただきたい。
たとえばAAスツールは板厚が薄くなり、釘穴は隠されている。
DIYに興味のある方なら、家具メーカーならばどこを変えるのか、ぜひチェックしていただきたい。
リノベのアイディアをチェック
『Karimoku Commons Tokyo』の築37年の建物は、建築家の芦沢啓治氏がリノベーションを手掛けた。フロアによって違う壁や天井の色や、壁の素材で印象を変えるなど、リノベーションのアイディアも豊富なので、ぜひチェックしたい。
造作の棚や、奥にあるカウンターキッチンは、カリモク家具が制作したもの。カリモクの職人技で仕上げられた造作家具の美しさは見事!
造作の棚や、奥にあるカウンターキッチンは、カリモク家具が制作したもの。カリモクの職人技で仕上げられた造作家具の美しさは見事!
Karimoku Commons Tokyo
港区西麻布2丁目22-5
☎03・6805・0655。
営12:00~18:00、土・日休。