「和」のおもてなし“四角”を意識して
お洒落な和のテーブルを作る
洋食器を組み合わせてセンスアップ
前回、初夏のテーブルコーディネートを教えてくださった『selected by A』主宰の白塚愛子さんに、深まりゆく秋を楽しむ“和”のティータイムのテーブルコーディネートをご紹介いただいた。
「“和”は、東アジアの文化のひとつではありますが、どことも違う独自のテイストを持っています。
和を感じさせるテーブルにするポイントは、“四角”のものをコーディネートのアイテムに取り入れることと考えています。ロイヤルコペンハーゲンやウエッジウッドといった洋のテーブルと同じ器を使っても、“四角”を使うことで和のコーディネートに変身します。ぜひ試してみてください」
“お懐紙”をお皿の代わりに
温かな質感の和の器を使ったティータイムのテーブルコーディネート。
和菓子を載せるお皿がなくても、お茶で使う“お懐紙”をお皿として利用できる。
「テーブルコーディネートでは、布がとても重要なアイテムになります。上質なリネンは、器の良さを引き立たせます。
そしてぜひ、テーブルランナーとテーブルクロスのカラーコーディネートを楽しんでください」
質感の見極め
器には、陶器と磁器がある。粘土を原料とした陶器と、石を原料にし、焼き締まってガラス化した磁器がある。磁器は光を通し、陶器は光を通さない。
「よく生徒さんから、結婚の際などに買い揃えた磁器のコーディネートがわからずに持て余している、と相談を受けます。
磁器は冷んやりとした見た目や触感が魅力です。その良さを活かし、ステンレスやガラスの食器を合わせると良いです。和のコーディネートにも使えますよ」