五感に響くコーディネート今年のクリスマスは
大人っぽいテーブルで
色数を抑えてセンスアップ
前々回の初夏のテーブルコーディネート、そして前回は和のティータイムのテーブル作りを教えてくださった『selected by A』主宰の白塚愛子さんに、素敵なクリスマスのテーブルにする方法を教えていただいた。
まずは色を整える。よくあるクリスマスカラーの赤と緑は”使わない”のがポイントのひとつだそう。子どもっぽくなってしまうのがその理由。
「特にグリーンはなるべく入れないようにします。たとえば上の写真のチーズボードに、つい緑のマスカットなどを添えたくなりますが、そこはグッと堪えてください。
そして、お料理を“ディスプレー”しないようにします。たとえばショットグラスにお料理を盛り付け食卓に並べるのは、立食パーティーでお料理をディスプレイする方法だと昔ホテル勤務時代に習ったので、食卓では控えるようにしてます」
クリスマスのテーブルでキャンドルは特に大切な演出家。フローティングキャンドルで透明感のある聖夜を楽しんで。
前菜だけのテーブルを作る
「食前酒のアペリティフ&前菜もメインもケーキも……と、クリスマスのテーブルを豪華に見せるために一度にテーブルに載せがちですが、前菜は前菜だけをテーブルに置いてください」
海外ではアペリティフをいただくのは別のテーブルという場合もあるが、日本の住宅ではなかなか叶わない。それでも、前菜とメインを一度に並べることはしない、というルールは知っておきたい。
カボチャ型ナプキンアレンジ
テーブルに暖かさを添えるカボチャの形にしたナプキンは、特にハロウィンにはピッタリ。
ヘタはシナモンでできている。この形にすれば、ナプキンリングも不要。
「オレンジがかった黄色やグリーンなど、色違いのナプキンを使っていろいろな色のカボチャを作ると、より楽しいテーブルになります」