自宅でワインパーティー Part3  楽しく盛り上がる 子供と一緒のママ友パーティー

自宅でワインパーティー Part3楽しく盛り上がる
子供と一緒のママ友パーティー

ホームパーティーで多いのは、子供たちも参加してのママ友パーティー。ママ受けするおしゃれなメニューだけでは、子供たちの手が伸びず、何となく失敗した気持ちになってしまうもの。そこで、料理研究家のグー先生(林幸子先生)に、ママも子供も楽しめるパーティー料理を教えてもらった。
「子供は食べたことのないもの、わからないものには手を出しません。いつも食べているものを少しおしゃれにアレンジして出すのがよいと思います」。

せっかくの楽しいパーティーなのだから、食べないからといって子供を叱りつけたりもしたくない。特別に凝ったものではなく定番をアレンジするだけで、みんなが上機嫌に_。そんなパーティーメニューに挑戦してみては。

食器などはカラフルなものをセレクトして、明るく楽し気な雰囲気に。

食器などはカラフルなものをセレクトして、明るく楽し気な雰囲気に。

ひと手間で違いが出る定番メニュー

子供たちが大好きなポテトサラダにピザは、ぜひ出したいメニュー。こだわるところはこだわり手を抜けるところは抜いて、賢く作りたい。
「ポテトサラダはマッシュタイプだと団子っぽくなるので、ジャガイモを裏ごしして作りましょう。牛乳をたくさん混ぜるほど甘みが増して味が深くなりますが、緩くなりすぎないように注意が必要です。絞り袋を使って美しく盛りつけるのがポイントです」。

ピザは生地から作るのは手間がかかるので、ついデリバリーを頼みがち。こんな時も、
「市販品を使ってちょっと具を加えれば簡単に豪華になりますよ」。
アスパラや生マッシュルームなど新鮮な野菜に、パルミジャーノを擦りおろしてトッピング。焼き上がってからオリーブオイルを少しだけ垂らす。これだけで本格的なピザの出来上がり。

ポテトサラダはこんな風に一人分ずつ盛りつけるとかわいい。上に、細かく刻んだハムとパセリなどを添えて彩りを。

ポテトサラダはこんな風に一人分ずつ盛りつけるとかわいい。上に、細かく刻んだハムとパセリなどを添えて彩りを。

①裏ごししたジャガイモ、同ボリュームの牛乳を鍋に入れ、塩・こしょうして混ぜながら煮詰める。鍋底が見えてくるくらいまでが目安。

①裏ごししたジャガイモ、同ボリュームの牛乳を鍋に入れ、塩・こしょうして混ぜながら煮詰める。鍋底が見えてくるくらいまでが目安。

②ヘラにのせて斜めにしても落ちないくらいの固さになったら鍋から降ろし、絞り袋に詰め、生クリームのように絞り出して盛りつける。

②ヘラにのせて斜めにしても落ちないくらいの固さになったら鍋から降ろし、絞り袋に詰め、生クリームのように絞り出して盛りつける。

新鮮な野菜などをトッピングするだけで立派なピザに。大人だけならピカンテのハムなどのせても○。

新鮮な野菜などをトッピングするだけで立派なピザに。大人だけならピカンテのハムなどのせても○。

具材は状態のよいものをたっぷり使いたい。

具材は状態のよいものをたっぷり使いたい。

パルミジャーノは固形を擦りおろして。

パルミジャーノは固形を擦りおろして。

濃厚なミルクやたっぷりチーズのコクは、子供にも大人にも満足。

濃厚なミルクやたっぷりチーズのコクは、子供にも大人にも満足。

一皿で完結、煮込みバーグ

ハンバーグは子供たちのために外せないメニュー。ただ、フライパンだと何回にも分けて焼かなければならず手間がかかるので、煮込みにするのがおすすめ。
「ひとつのお鍋でできるので煮込んでしまうのが楽です。サラダを食べたがらない子供のために、ニンジン、アスパラガスなど野菜も一緒にに入れてしまいましょう」。
ハンバーグは練りすぎると肉の身がしまって固くなりがち。ふんわりと仕上げるためには、パン粉、卵、牛乳を先に練り合わせ、タマネギを加えてからひき肉をほぐすように合わせるのがコツだそうだ。

ふっくらとしたお肉に、デミグラスソースとトマトの旨みが効いた煮込みハンバーグ。

ふっくらとしたお肉に、デミグラスソースとトマトの旨みが効いた煮込みハンバーグ。

①パン粉、卵、牛乳を練り合わせておいてから、タマネギのみじん切りを加えて混ぜる。

①パン粉、卵、牛乳を練り合わせておいてから、タマネギのみじん切りを加えて混ぜる。

②①にひき肉を加えてほぐすように混ぜる。混ぜすぎるとふんわりしないので注意。

②①にひき肉を加えてほぐすように混ぜる。混ぜすぎるとふんわりしないので注意。

③デミグラスソースにトマトソース、ケチャップを少々鍋に入れ、いちど沸騰させてからハンバーグを入れる。

③デミグラスソースにトマトソース、ケチャップを少々鍋に入れ、いちど沸騰させてからハンバーグを入れる。

④鍋の真ん中にニンジン、アスパラガスなどの野菜を入れて中火で煮立てる。

④鍋の真ん中にニンジン、アスパラガスなどの野菜を入れて中火で煮立てる。

みんなが喜ぶフライ物

つまみやすく食べやすい揚げ物は、用意しておきたいパーティーメニュー。どうせ油を使うなら、2種類一緒に作ってしまおう。
「まず味や香りが油に移りにくいエビカツから揚げて、次に鶏を揚げるのがいいでしょう。エビカツは小さめのバンズを買ってきて、ミニバーグ風にすればママにも子供にも食べやすく、1個だけでお腹いっぱいになってしまわないのでおすすめです。鶏の唐揚げはミニカップに1個ずつトマトやレモンなどと盛りつけておくと取りやすく、彩りも添えられます」。
ママたちのお酒は梅酒やシードルなど炭酸系がグー先生のおすすめ。アルコール控えめでほろ酔いできるお酒を揃えて、子育て中でも自宅でパーティーを楽しもう。

甘みや塩味が少ない丸型のバンズに挟んだエビカツ。ミニサイズが食べやすい。

甘みや塩味が少ない丸型のバンズに挟んだエビカツ。ミニサイズが食べやすい。

①殻と背ワタを取り除いたエビを、麺棒で粗くつぶすように叩き、 薄力粉、塩、こしょうをしてこねて、えびだねを作る。

①殻と背ワタを取り除いたエビを、麺棒で粗くつぶすように叩き、
薄力粉、塩、こしょうをしてこねて、えびだねを作る。

②小さめサイズにえびだねを取り、パン粉をたっぷりまぶす。両手できゅっと握って衣を密着させ、平な小判形に整える。

②小さめサイズにえびだねを取り、パン粉をたっぷりまぶす。両手できゅっと握って衣を密着させ、平な小判形に整える。

お弁当用のカップなどを利用して、一人分ずつ小分けにして盛りつける。レモン、パセリ、プチトマトなどを彩りに。

お弁当用のカップなどを利用して、一人分ずつ小分けにして盛りつける。レモン、パセリ、プチトマトなどを彩りに。

林幸子先生。南青山で料理教室「アトリエ・グー」を開催。

林幸子先生。南青山で料理教室「アトリエ・グー」を開催。

「アトリエ・グー」の生徒さんが作った鍋摑み。教室で販売して大人気。

「アトリエ・グー」の生徒さんが作った鍋摑み。教室で販売して大人気。

酒肴から本格料理、デザートまで、料理の著書も多数。

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パーティー用の食器がずらりと並ぶ。

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