緑と家具の相性を考える〈1〉インテリアショップで
グリーンを買う理由
鉢の色にも気を配りたい
2024年年3月にインテリアショップ『アクタス新宿店』内にオープンした『NODERIUM TOKYO(ノードリウム・東京)』は、家具と植物の組み合わせを提案してくれる。ソファと観葉植物の組み合わせ方、ハンギングの効果的な使い方など、今までのグリーンショップにはなかった“インテリアに合わせる植物”の視点でセレクトの相談に乗ってもらえる。
インテリアに合った鉢の選び方もポイントになる。ナチュラルなインテリアなら、鉢色は黒より白系のものが似合うし、洗練された家具には素焼きの鉢よりデザイン性の高いものがマッチする。ACTUSらしいインテリア視点でグリーンを楽しめる店なのだ。
もうひとつ、ノードリウムに足を運ぶべき理由のひとつに『そら植物園』の唯一無二の植物が小売店で手に入るようになったことがある。岩を抱いたガジュマルなど、西畠清順氏が世界中から発掘したインパクトのある植物を手に入れることができる。
水やりが簡単なハイドロカルチャー
ハイドロカルチャーで仕立てた鉢が数多く揃うのも『ノードリウム・東京』ならでは。
ハイドロカルチャーとは、高温で焼いた粘土を使って植物を育てる水耕栽培のこと。水位計で水やりを管理できるのが特徴だ。
「備え付けの水位計を見てひとめで水やりのタイミングが分かるので、グリーン初心者にも安心です」。
軽いので鉢の移動やプランターカバーを替えるのが簡単、土と比べて栄養素が少ないので成長が緩やか、と観葉植物をインテリアのひとつとして捉えたときにとても扱いやすい。無菌に近い人工的に作られた培養土を使うので、虫が寄りにくいのもありがたい。
テラスに置く植物も
『ノードリウム・東京』では屋外用の植物が豊富に揃うのも特徴のひとつ。
『そら植物園』のそのまま自然を切り取ってきたような迫力ある樹形のガジュマルや、沖縄のサガリバナが太陽の光を浴びている。
ガーデンファニチャーに合う植物や、人気のシルバーリーフ、オーストラリアの植物などがセレクトされている。