コーポラの自由設計を楽しむ翡翠色の壁、モルタルのグレー、
絶妙なトーンで美しくシックに
庭の眺めを楽しめる1階住戸を選択
武蔵小金井のarchinetのコーポラティブハウス、coniwaの中の一戸が大友さんのお宅だ。設計は、YUUA建築設計事務所の相原まどかさん。全戸共通の意匠のカーブを描く梁の美しさが引き立つ。
グレーのモルタルの壁のアーチ、白い天井、ミモザの床の暖かな木の色、そして淡い翡翠色の壁。光の加減で変わるそれらの色のバランスが絶妙だ。
coniwaはメゾネットの住戸が多いが、階段に使われる面積を他のスペースに生かしたいと、大友さんはワンフロアの住戸を選んだ。
ちなみに、全11世帯のうち、庭付きの住戸もここだけだとか。
「この辺りは自然が多いので、庭に鳥が巣を作ったり、アライグマやヘビが出没したりと、小さな事件に飽きることがないです(笑)」
床を下げて天井高を確保
1階住戸の魅力は、庭がある楽しみの他にも、床を下げることができたことが大きいそうだ。
「75cm掘り下げ、リビングの一部の床のレベルを下げました。将来、もうひと部屋作るためにこのスペースを仕切っても、天井高があるので狭さは感じにくいと思います」
「75cm掘り下げ、リビングの一部の床のレベルを下げました。将来、もうひと部屋作るためにこのスペースを仕切っても、天井高があるので狭さは感じにくいと思います」
床を下げた空間の向こう側にはウォークインクローゼットを配置。
「他の住戸の階段下のスペースを、最大限有効活用しました」
コーポラの住民同士でキャンプや海外旅行も
「アイランドキッチンは、白い箱のような仕上げにしたかったので、扉は把手のないプッシュオープン仕様にしました」
天板の高さは90cmと高めに、シンクを天板と同じ素材にするなど、すっきりと美しく見えるよう、細かな部分までこだわった。
「食器類もたくさん入りますし、食洗機も入れました。大人数の来客時には頼りになります」
天板の高さは90cmと高めに、シンクを天板と同じ素材にするなど、すっきりと美しく見えるよう、細かな部分までこだわった。
「食器類もたくさん入りますし、食洗機も入れました。大人数の来客時には頼りになります」
コーポラティブハウスは設計段階から他住戸の施主と顔を合わせるので、住人同士が仲良くなるのも特徴のひとつ。
「家に遊びにいらっしゃるのはもちろん、一緒にキャンプや海外旅行にも行きました。前に住んでいた家ではお客様がいらっしゃることはほとんどなかったので、今の暮らしがとても楽しいです」