アンティーク家具が似合う家旧いビルのワンフロアを
スケルトンにして住む
床材と天井を取り払い天井高を確保
築50年の旧いビルの1フロアが、目黒通り沿いのアンティーク家具店『POINT No.39』のオーナー、杉村 聡さんの住まい。年月を経た建物ならではの味のある空間に、アメリカやヨーロッパのアンティーク家具がとてもよく似合う。
「好きなように部屋を作り変えてもいいという条件でここに住むことになりました」
「好きなように部屋を作り変えてもいいという条件でここに住むことになりました」
もともと4つの和室に分かれていた空間を、大きなリビングと寝室の2部屋に区切り直した。床を抜き、天井を取り払い、天井高も確保。
「もともと柱のない構造の建物だったこともあり、スケルトンの状態に戻すと、すっきりとした空間になりました」
家具は国や年代をバラバラに
家具は、年代や国を揃えず、あえてバラバラにしているのだそう。その上で、たとえばソファとテーブルの脚を同じ引き物で揃え、それぞれの家具のつながりをゆるくもたせている。
「部屋のイメージを変えたくなった時、家具を買い換えるのは大変ですが、照明器具を替えるのは意外と簡単です。照明器具を替えるだけで部屋の雰囲気がガラリと変わるので、照明器具の衣替え、オススメです」
ステンレスのキッチンや、白のシンプルでスクエアな洗面台は、センスよくかつ必要最低限のものをビルのオーナーが設置してくれたのだそう。
家でアウトドアを楽しむ??
「以前住んでいた家は広いルーフテラスがありました。残念ながらこの家は外を楽しむスペースがないこともあり、緑を多めに育てています。日当たりがいいのでよく育ちます。でも最近はテラスがないことが気にならなくなりました。床が剥き出しのコンクリートなので、家の中が外みたいだということもありますが(笑)、キャンプによく行くようになったことも大きいかもしれません」
キャンプは奥様とおいもちゃんも同行。おいもちゃんは水遊びが大好きなのだとか。
「テント以外は家で使っているようなアンティークの道具を持っていきます」