家具店の目利きのインテリアひとつひとつ吟味された家具が
絶妙なバランスで空間を彩る
新旧の家具がセンス良く混じり合う
インテリアショップ『IDÉE』でMDを務める三嘴隆造さんの住まいは、北鎌倉の閑静な住宅街にある。
「それまで横浜に住んでいたのですが、いつかは鎌倉で暮らしたいと考えていました」。
都内への通勤を考え、交通の便がよい北鎌倉エリアを選んだ。
「それまで横浜に住んでいたのですが、いつかは鎌倉で暮らしたいと考えていました」。
都内への通勤を考え、交通の便がよい北鎌倉エリアを選んだ。
「築浅の物件だったこともあり、リビングと隣の部屋の壁を撤去したくらいで、大きなリノベーションはしませんでした」
リビングには黒のタイルカーペットを敷き詰めた。
「『IDÉE』の青山店に、黒のカーペットを敷いた空間がありました。家具が映えてとても良かったので、我が家で再現してみました」
ひとつひとつ吟味されたチェア
三嘴さんの家にはひとつとして同じ椅子がない。
リビングのローテーブルを囲むように置かれているのはスウェーデンのロッキングチェアとアンティークのラタンチェア。それぞれにムートンが敷かれている。
「ムートンはヨーロッパの方たちがよく使うアイテムのひとつです。ムートン1枚あるだけで座り心地がとてもよくなります」
リビングのローテーブルを囲むように置かれているのはスウェーデンのロッキングチェアとアンティークのラタンチェア。それぞれにムートンが敷かれている。
「ムートンはヨーロッパの方たちがよく使うアイテムのひとつです。ムートン1枚あるだけで座り心地がとてもよくなります」
ダイニングテーブルを囲む椅子も一脚づつ違う椅子が並ぶ。
「チャーチチェアはスウェーデンに買付に行った時のモノです。輸送の途中で脚が折れてしまい、売り物にはならなかったので、修復して大事に使っています」
最近になって2脚の椅子にレザーを貼った。
「リモートワークが増えて家で長時間仕事をするようになり、座りやすさを求めて貼りました」
照明の個性を楽しむ
ダイニングの照明はシーリングにライトレールを取り付けて3つのペンダントの組み合わせを楽しんでいる。
「コードの長さを変えてライトの高さを変え、リズム感を出しています」
「コードの長さを変えてライトの高さを変え、リズム感を出しています」
ダイニングテーブルの上にはエリック・ホグランのシャンデリア。
「エリック・ホグランは、『IDÉE』でも今も扱っているヴィンテージのガラス作品。かなり種類がありますが、好きなデザインのものを厳選してます」
キッチンには器を楽しむガラスケースを
「キッチンのガラスのショーケースは半年前に置きました。ヴィンテージの器を仕舞い込みたくなかったので、ほこりがかぶらず使いやすいものを探しました」
ヴィンテージのショーケースの古いガラスの味わいが、中の器とベストマッチ。4面がガラスなのでキッチンに立っても手元が明るく、ショーケースの向こうのリビングの様子もわかる。
ヴィンテージのショーケースの古いガラスの味わいが、中の器とベストマッチ。4面がガラスなのでキッチンに立っても手元が明るく、ショーケースの向こうのリビングの様子もわかる。
家具はアンティークと新しいものを組み合わせるようにしている。
「古いものが入ると深みが出ます。
ただ、子どもは古い家具より未来志向のデザインが好きなようです。子ども部屋に置いている僕の趣味の家具が要らなくなる日が来るかもしれません(笑)」