整理収納コンサルタントの余白のある家Part2ものも動作もシンプル化して
家族の片付けを促す家に
ストックは溜め込まない
持ちものを見直したら家族が6人に増えても余白が生まれた、という整理収納コンサルタントの金内朋子さん。Part2ではキッチン、洗面所、子ども部屋を拝見。どこを見てもすっきりとして無駄がない、その暮らしの秘密を探る。
「食材はまとめて買って1週間で使い切るようにしています。足りないものはいつでも近所で手に入るので、買い置きはしませんね」。
最低限の食材、調味料、調理器具、家族分の食器だけをシンプルに保管。いつ使うかわからないものはほとんど持っていないそう。
「基本的にコンロで使うものはコンロ側に、シンクで使うものはシンクの下に収めています。アクション数をいかに少なくするか、が大事です」。
よく見ると、隠れたところに突っ張り棒が。キッチンペーパーや布巾、処方薬など、頻繁に手に取るものをかけて吊るしている。
「薬はここにあるとお水と一緒に用意できて便利なんです。直に置いておくとその分面積を取るし、作業の邪魔にもなります。棒を渡せる場所があれば活用するといいと思いますね」。
見えない位置に渡せば、インテリアの邪魔になることもない。
必要な場所に必要なものを
洗面所にも潔いくらいストックがない。
「洗剤の買い置きもしません。洗濯機があり動線がいいので下着はここに置いていますが、ひとり3枚迄と決めています」。
洗面台の下の収納にも突っ張り棒を渡し、吊るせるケースを利用して台拭き、花用のアイテムを収納。
「吊るしておくと、ものを移動させずに床面が拭けて、お掃除が楽なんです」。
扉裏には有効ボードを張り、いちばん下の娘さんの髪飾りを。こうしておくとゴムが絡まらず、ひと目でさっと選べる。
「快適に暮らすために家に手をかけることは惜しみません。リビングには漆喰を、キッチンまわりの壁にはブルーの塗料をDIYで塗りました」
という金内さん。玄関の近くの壁にはバーを取り付け、カバンや帽子など、外出時に使うものをかけておくスペースに。壁が塗り分けられていることで部屋のアクセントになり、便利でありながら生活感を感じさせない。
「洗剤の買い置きもしません。洗濯機があり動線がいいので下着はここに置いていますが、ひとり3枚迄と決めています」。
洗面台の下の収納にも突っ張り棒を渡し、吊るせるケースを利用して台拭き、花用のアイテムを収納。
「吊るしておくと、ものを移動させずに床面が拭けて、お掃除が楽なんです」。
扉裏には有効ボードを張り、いちばん下の娘さんの髪飾りを。こうしておくとゴムが絡まらず、ひと目でさっと選べる。
「快適に暮らすために家に手をかけることは惜しみません。リビングには漆喰を、キッチンまわりの壁にはブルーの塗料をDIYで塗りました」
という金内さん。玄関の近くの壁にはバーを取り付け、カバンや帽子など、外出時に使うものをかけておくスペースに。壁が塗り分けられていることで部屋のアクセントになり、便利でありながら生活感を感じさせない。
子どもが片付けたくなる部屋に
子ども部屋も金内さんがアレンジ。クローゼットの扉は片側だけ外した。
「毎日脱ぎ着する制服やシャツ、靴下など、使う頻度の高いものは扉のないところに収めています。学用品や部活のユニフォームなどは扉のある方に。家族が片付けてくれないのは、動作が多いからだと思うんです。いかにアクション数を減らすか、考えてあげることで子どもも自分で片付けがしやすくなります」。
お子さんの部屋にはそれぞれ鮮やかなペイントを施したり、壁紙を貼ったり。本を手にしやすいよう、壁付けの棚も取り付けた。
「複雑なことをシンプル化するように考えていったら、仕事もプライベートもうまくまわるようになりました。何が必要で何が必要でないか、家族で話し合い、暮らしを見直してみてはいかがでしょうか」。
「毎日脱ぎ着する制服やシャツ、靴下など、使う頻度の高いものは扉のないところに収めています。学用品や部活のユニフォームなどは扉のある方に。家族が片付けてくれないのは、動作が多いからだと思うんです。いかにアクション数を減らすか、考えてあげることで子どもも自分で片付けがしやすくなります」。
お子さんの部屋にはそれぞれ鮮やかなペイントを施したり、壁紙を貼ったり。本を手にしやすいよう、壁付けの棚も取り付けた。
「複雑なことをシンプル化するように考えていったら、仕事もプライベートもうまくまわるようになりました。何が必要で何が必要でないか、家族で話し合い、暮らしを見直してみてはいかがでしょうか」。