整理収納アドバイザーの片づく仕組みPart1余白があるから使いやすい
適所適量の収納術
整理収納を学んで暮らしを快適化
横浜市郊外の高台の住宅街。整理収納アドバイザー・むらさきすいこさんは、夫と育ち盛りの長男&次男の4人家族で4LDKのマンションに暮らしている。
「転勤族なので、引っ越しの度にたくさんの荷物に悩まされてきました。片づけられなかったことをきっかけに整理収納の勉強を始め、今では快適に暮らせるようになりました」。
男性に囲まれた暮らしとは思えないほど、すっきりと美しく整えられた空間で、インテリアも楽しむむらさきさん。心地よい空間のつくり方と暮らし方を教えていただいた。
「転勤族なので、引っ越しの度にたくさんの荷物に悩まされてきました。片づけられなかったことをきっかけに整理収納の勉強を始め、今では快適に暮らせるようになりました」。
男性に囲まれた暮らしとは思えないほど、すっきりと美しく整えられた空間で、インテリアも楽しむむらさきさん。心地よい空間のつくり方と暮らし方を教えていただいた。
ダイニングの定位置を仕事場に
「注文住宅ではないし、リノベーションもしていないので、住まいに自分の暮らしを合わせていった感じですね」。
ダイニングの一角を効率のよい仕事場に。いつも座るイスを定位置とし、ここに座ったまま手を延ばすだけで、仕事や日常生活に必要なものが取り出せるように、ひと目で分かる工夫を施しつつ収めた。
「ストックはここに入れず、筆記用具、文房具などの使うものだけを収めています。大事な子どものプリントや領収書などは、ファイルケースに入れて棚の上に。外に出すと生活感が出てしまいますが、視界から消えると忘れてしまうので、これは割り切っています」。
棚の横にフックをつけてかけているのは、普段使いのバッグ。
「外出時と帰宅時、必ずここでバッグの中身を出し入れします。お出かけのときに必要なハンカチ、エコバッグ、イヤホンなど、ここにスタンバイさせておくと忘れものも防げます」。
ダイニングの一角を効率のよい仕事場に。いつも座るイスを定位置とし、ここに座ったまま手を延ばすだけで、仕事や日常生活に必要なものが取り出せるように、ひと目で分かる工夫を施しつつ収めた。
「ストックはここに入れず、筆記用具、文房具などの使うものだけを収めています。大事な子どものプリントや領収書などは、ファイルケースに入れて棚の上に。外に出すと生活感が出てしまいますが、視界から消えると忘れてしまうので、これは割り切っています」。
棚の横にフックをつけてかけているのは、普段使いのバッグ。
「外出時と帰宅時、必ずここでバッグの中身を出し入れします。お出かけのときに必要なハンカチ、エコバッグ、イヤホンなど、ここにスタンバイさせておくと忘れものも防げます」。
詰め込まないキッチン収納
むらさきさんが大切にしているのは、見えない部分にも「余白をつくる」こと。引出しの中も部屋のインテリアと同じように、余白が大事にされている。
「扉や引出しの中に、ものを詰め込むということはしません。キッチン収納も余白があった方が見た目にも気持ちがいいし、アクションも減り作業がラクになります」。
シンク下はファイルケースを使って調理器具を立たせて収納。他のものを動かさなくても、ワンアクションで取り出せる。
「立たせるのが基本で、ほとんどのものは重ねませんね。食器も余白が生まれるように棚に並べ、同じ種類のものだけを重ねるようにしています」。
こうすることで、出し入れするときに他の食器を動かす手間が省かれる。
「さらに、あまり扉を開け閉めしなくていいように、よく使う食器をちょっとだけ開ければ取り出せる位置に置いたりもしています」。
よく使う1軍とたまに使う2軍を分けて収めているのもポイント。
「以前はジャンルでまとめていたのですが、キッチンツールやお弁当グッズの中には、たまにしか使わないものがたくさんあります。そこで毎日使う1軍は取り出しやすい位置に、2軍はボックスに入れて吊り戸棚の上に置いたら、すっきりしてラクになりました」。
「扉や引出しの中に、ものを詰め込むということはしません。キッチン収納も余白があった方が見た目にも気持ちがいいし、アクションも減り作業がラクになります」。
シンク下はファイルケースを使って調理器具を立たせて収納。他のものを動かさなくても、ワンアクションで取り出せる。
「立たせるのが基本で、ほとんどのものは重ねませんね。食器も余白が生まれるように棚に並べ、同じ種類のものだけを重ねるようにしています」。
こうすることで、出し入れするときに他の食器を動かす手間が省かれる。
「さらに、あまり扉を開け閉めしなくていいように、よく使う食器をちょっとだけ開ければ取り出せる位置に置いたりもしています」。
よく使う1軍とたまに使う2軍を分けて収めているのもポイント。
「以前はジャンルでまとめていたのですが、キッチンツールやお弁当グッズの中には、たまにしか使わないものがたくさんあります。そこで毎日使う1軍は取り出しやすい位置に、2軍はボックスに入れて吊り戸棚の上に置いたら、すっきりしてラクになりました」。
片づけのハードルを下げる工夫
家族が寛ぐリビングは、家族が“ここで使いたいもの”を、ソファー脇にスタンバイ。
「リモコンやコンセント、爪切りなどを小さな棚の引出しに入れています。それぞれのものに場所指定のラベルをつけているので、家族も使ったら元の場所に戻してくれます。これでいざ使いたいときにない、ということがないし、家の中が散らかることもなくなりました」。
元に戻す動作のハードルが下がれば、家の中は自然と片づいてくる。リビングには、家族4人分の洗濯ものをラクに処理できる工夫も。
「洗濯ものは室内干しをしてからテラスに出すので、干すためのバーを天井に取り付け、テラスに近いテレビボードの下にお洗濯グッズをまとめました。ハンガーを収納しているキャスターつきのごみ箱を、テレビの裏から引き出してかけていきます」。
テラスに出るときのための日除けグッズもテレビボード下に収めておき、洗濯もの干しはこの一角で完結するしくみに。
「ちょっと歩かなければいけない、というのが家事や片づけのハードルですよね。そうしたハードルをいかに取り除くかを考えていくと、ラクになりますよ」。
「リモコンやコンセント、爪切りなどを小さな棚の引出しに入れています。それぞれのものに場所指定のラベルをつけているので、家族も使ったら元の場所に戻してくれます。これでいざ使いたいときにない、ということがないし、家の中が散らかることもなくなりました」。
元に戻す動作のハードルが下がれば、家の中は自然と片づいてくる。リビングには、家族4人分の洗濯ものをラクに処理できる工夫も。
「洗濯ものは室内干しをしてからテラスに出すので、干すためのバーを天井に取り付け、テラスに近いテレビボードの下にお洗濯グッズをまとめました。ハンガーを収納しているキャスターつきのごみ箱を、テレビの裏から引き出してかけていきます」。
テラスに出るときのための日除けグッズもテレビボード下に収めておき、洗濯もの干しはこの一角で完結するしくみに。
「ちょっと歩かなければいけない、というのが家事や片づけのハードルですよね。そうしたハードルをいかに取り除くかを考えていくと、ラクになりますよ」。