「お片付けノート」で回転する暮らしPart2手間をかけずに清潔に
快適を保つ水回りとワードローブ
捨てた先にある暮らしを拝見
捨てたモノとその理由を日付とともに記していく「お片付けノート」を始めてから、一気に片付けられるようになったという、整理収納アドバイザーのmocaさん。
「大事なのは、なぜそれが不要なのかを知ること。それによって選ぶべきモノがわかってきて、モノを使い切って回転させる生活を導くことができます」。
Part1ではモノが“使って”と訴えかけてくるキッチンを拝見。Part2の今回は、ストレスフリーな生活を支える水回りや、服選びに迷わないストレージを見せていただく。
水回りのモノは“空中”を定位置に
「我が家の水回りは、“モノを浮かせておくこと”を基本としています。床上や、卓上に置いているものはほぼありません」。
カビ、ヌメリがきやすい水回りは特に、頻繁に拭き掃除が必要な場所。掃除道具やバスグッズなど、フックやマグネットなどを使って浮き上がらせておけば、掃除がしやすく汚れも発生しにくい。
「ボディソープやシャンプー&リンスは、Simplehumanのディスペンサーが役立っています。壁に取り付けて詰め替えるだけなので、手間がかかりません」。
隅々まで清潔さが保たれた洗面所には、必要なモノを無駄なく配置している。
「子どもは洗面所で着替えるので、シンク下の収納を衣類用にしてみたら便利になりました。洗濯動線もよく、ここで完結させられます」。
概念にとらわれることなく、必要なモノを必要な場所に。そして掃除のしやすさを考えてスタンバイさせることで、常にキレイが保たれる。
コーデが楽な、見てわかるクローゼット
ベッドルーム横に、扉を付けず天井も塞がずに設けたウォークインクローゼットには、mocaさんと夫の衣類を一括に収めている。
「クローゼットは“見せる”ことと“長さを揃える”ことを大事にしています」。
ワンピース、コート類などの長物と、トップスやボトムスをキレイに分けて見た目にもすっきりと。さらに、mocaさんのコーナーでは、バーを上下に設置してトップスとボトムスを2段で掛けられるようにしている。
「こうしておくと上下が見やすく、コーディネートがしやすいんです。季節毎に衣替えはしていますが、シーズンものはここにまとめ、ぱっと見てわかることを大事に、ほとんどの持ちモノを見渡せるように収めています。そしてハンガーにかからないようになったら見直しをして、ここから溢れないようにしています」。
埋もれるモノがなく選びやすいため、クローゼットでも衣類が回転。ロスのない暮らしが営まれている。