美しいインテリアは収納から キレイをキープする
収納アイデア&グッズ
用途用法に捕われずに!
6年前にリノベーションしたシンプルモダンなご自宅に暮らすakaneさん。インテリアコーディネーターの資格を取った後に、整理収納アドバイザー1級の資格も取得。ブログやインスタで日々発信する暮らしの情報が大人気だ。
「インテリアを楽しむには整理収納が欠かせないということに気づいたんです。せっかくのインテリアが映えるようにするには、まず見えない部分の収納が大切。モノの住所が決まっていないと、キレイを維持できません」。
ご自宅は、当初のアジアンテイストから白を基調としたシンプルなインテリアにチェンジ。すっきりと整った空間で毎日、試行錯誤。その中で発見した収納方法や役に立ったグッズなどを、ピックアップしてご紹介していただいた。
まずは参考にしたいアイデアがいっぱいのキッチンから。
「色々と試す中で、用途以外のものを使ってみることは多いです。収納グッズではなくても、便利そうなものがあれば活用したり、アレンジして使ったりします」。
例えば、コーヒーカプセルの保管には、建材を使って、取り出しやすい吊り戸棚の扉裏に収納場所をセット。スポンジやネットなどの消耗品にはサニタリーケースも活用している。
「蓋があるので見た目はすっきりさせられるのに、取り出すときは片手でさっと開けられて便利なんです。用途に捕われず、ちょっとした不便を解消するために、思いついたことをやってみるのがおすすめです」。
飾りつつしまって、魅せるリビングに
寛ぐためのリビングスペースは、必要なモノをいちいち移動させることなく手に取りたい。そこで考えたのは、ソファテーブル下に、ここで使うティッシュや小物の置き場をセットすること。テーブル下に隠れているので、部屋の雰囲気を損なうこともない。
「アマゾンで購入したケースを粘着テープで貼り付け、同時にティッシュケースもマジックテープでセットしました。家族も片付けてくれて、テーブルの上に小物が出しっ放しにならないので、やってみて良かったです」。
akaneさんにとって、ダイニングは食事だけでなく、仕事もメイクも行う場所。ダイニング脇は唯一、色々なモノを置いてよい場所と決め、チェスト上にはアクセサリーや洋書などをディスプレイのように配置。オイルバーナーで香りも楽しんでいる。
「ちょうど部屋に入ってきたときの死角になるので、モノを置いてもOKなんです」。
書類やリビングで使う日用品はチェストの中に。棚上はモノを出しつつ、色調を統一することで美しさを保っている。
デッドスペースを無駄にしない
クローゼットやストレージにもアイデアが満載。突っ張り棒や、山﨑実業のtowerシリーズを使い、隙間やデッドスペースなど隅々まで有効活用している。クローゼットでは、見落としがちな部分にフックを付けて、バッグや仮置きの服をかけるなど細かな工夫が。
「特に、うちの物置は玄関横の1.5畳のストレージしかないんです。そこで無駄なく使えるよう、色々なモノを使ってフル活用しています」。
その一つはtowerの“浮かせる伸縮シューズラック”。本来は下駄箱の下に取り付ける靴用のラックだが、上の棚の下に。
「2連になっているのがいいです。息子の帽子がたくさんあるので、フックやフッククリップをかけて吊るしています」。
壁沿いには突っ張り棒を渡し、その上に家族の趣味である釣り用の竿を。ここにかけておきたいアウターも、伸縮バーを使ってスペースを確保。
「棚板の上にはストック用の消耗品、奥の棚には備蓄品など、スペースをギリギリまで使い、たくさんのモノを収めています」。
傘立ては見た目とサイズがちょうどいいモノを求めてDIY。コンパクトな空間に、モノとアイデアがぎっしり詰まっている。