ミハラヤスヒロの壁紙眺める位置で見えてくるものが変わる!
近くで見ても、遠くで見ても
楽しい壁紙が誕生
『サンゲツ』の、壁紙の新しい可能性を探るプロジェクト、「Pick Up Wallpaper」。1回目は谷尻誠+吉田愛率いる大人気の建築事務所『SUPPOSE DESIGN OFFICE Co., Ltd.』とともに、壁紙に機能を持たせた〈INNOVATIVE WALL〉シリーズを発表した。
そして第二回目となる今回は、ファッションデザイナーの三原康裕氏とタッグを組み、〈sangetsu ✕ MIHARA YASUHIRO〉シリーズをリリース。
“遠くで見た時”と、“近くで見た時”に見えるものが変わってくるという、新しいコンセプトの壁紙が完成している。
遠くから見るとカモフラージュ柄の壁紙が、近くで見ると愛らしい小花柄だったり、グレーの腰壁と白の壁に近づいていくと、グレンチェックから飛び立つ千鳥が見えてくる。眺める位置によって見え方が変わる。
伝統的な柄にも
三原氏らしいユーモアを
パリコレに参加するファッションデザイナーである三原康裕氏は、美術大学でテキスタルデザインを学んでいる。
伝統的なゴブラン織りやフラワーモチーフの壁紙にも、三原康裕氏の手によってウィットに富んだ仕掛けが施されている。
『KASURI WALL』は、重厚なゴブラン織りの柄を色鉛筆で描き、近くで見ると優しい手作業のぬくもりが伝わってくる。
遠くから見ると花柄に見える壁紙『SPACE SEA』には、タコやクラゲ、ヒトデが隠れている。花と海洋生物という組み合わせがアイロニカルだ。
手間のかかるプロセスを経て誕生した壁紙は、長い時間眺めていても飽きないプロダクツになっている。
自由な壁紙の使い方を楽しんで
今回の三原康裕氏とのコラボシリーズで商品化されたのは全部で6種類。10種類以上の候補の中から、三原氏と『サンゲツ』のクリエイターで相談しながらセレクトしていったのだそう。
「過去に三原さんが作ったテキスタイルデザインの中から、壁紙に引用していただきました。服はドレープが寄りますが、壁紙はフラットになります。同じテキスタイルデザインでもそこが違って見えるポイントだとおっしゃっていました。
そして特に今回は眺める位置によって見え方が変わるというテーマでしたので、一幅約90cmという壁紙のサイズに、どの大きさで柄を落とし込むかも試行錯誤しました。さらに、元々の色より薄いものをいくつか作り、どの明るさがよいかも検討しました」と『サンゲツ』インテリア事業本部の小椋淑恵さん。
そして、ファッショナブルな『ミハラヤスヒロ』らしい壁紙を、自由に使ってほしいとも。
「たとえばコンクリートの壁に『FLOWER CAMO』を1枚だけ無造作に貼ったり、『SPACE SEA』をフレームの中に絵画のように収めるのも楽しいと思います。新しい壁紙の使い方にチャレンジしながら、自由に楽しんでいただければと思います」
実際に壁紙のサンプルを手にとって、素材感などを確かめることができる。気になる商品はサンプルを分けてもらうことも可能。リアルサイズのコーディネイト空間が提案されているので、実際の壁紙のコーディネイトがイメージできるはず。専任のスタッフにしっかり相談したい時は予約してから訪ねたい。
東京都港区港南2-16-4 品川グランドセントラルタワー4F