湘南の生活を満喫大きなテーブルとキッチンで
お客様をおもてなし
海の見えるテラスではヨガも
広いテラスからはもちろん、大きなコの字型のキッチンからも、湘南・秋谷の海の輝き、そして天気のよい日には富士山も目に飛び込んでくる。
部屋はシャビーな色づかいに、ウイットに富んだオブジェが感性豊かにコーディネイトされている。片柳玲子さんが、自分流のライフスタイルを存分に楽しんでいるのが伝わってくる。
そんな片柳邸にはたくさんのお客様が訪ねてくるそう。客人を迎えるのは大きなテーブルだ。このテーブルは、大工さんにこの部屋で作ってもらったのだとか。
「継ぎ目のない長い板を使ったテーブルが欲しかったんです。外で組み立てると玄関ドアから入れられないので、部屋の中で作ってもらいました」
靴をはいたままでどうぞ
6年前に、築約30年の3LDKのマンションを2LDKにリノベーション。
「以前は和室もありました。この家に女優の沢村貞子さんが住んでらしたそうです。沢村さんが眺めてらした富士山を、私も見ているのかと思うと感慨深いですね」と、玲子さん。
「夫は間取りに関しては意見を言いますが、インテリアは私の好きにさせてくれます。犬がいるので床は滑りにくいモルタル樹脂にして、土足の生活をしています。ここ秋谷の家はウィークエンドハウスとして使っていることもあって、ビーチで遊んできた靴のまま家に入れるスタイルは気分転換にもなって、夫も気に入っているようです」
土足は女性のお客様にも喜ばれているとか。
「靴をはいたままでいられるので、洋服のコーディネイトが崩れないからだと思います」
毒をピリリと効かせたインテリア
友人を招いたパーティでは、コの字型の大きなキッチンカウンターの上に料理を並べ、自分で自由に取り分けるスタイルにすることが多いそう。気兼ねなく楽しんでもらうスタイルだ。
「1度に25人くらいのお客様がいらっしゃることもあります。お料理を持ってきていただいたり、ここのキッチンで作ってもらったり。この辺りはシーフードも野菜も美味しいので、男性陣にテラスでバーベキューしてもらうことも多いです」
ハロウィンには段ボールを持ち寄って、柩を作って楽しんだそうだ。
「2日間かけて作ったのですが、初日はカッターを使うのでお子さんの参加は禁止とさせていただきました(笑)。2日目はカッター禁止で、お子さんも参加。ドレスコードはオバケ。マイケル・ジャクソンの『スリラー』を踊って、とても楽しかったです。ちょっと毒っぽいものが入るインテリアが好きなので、作った柩の一部を今も飾っています」
片柳さんにとって秋谷の家は、存分に生活を楽しむための拠点になっているようだ。