コーポラの魅力を存分に楽しむ設計から参加できる集合住宅は
床を掘り下げることも可能
仕事スペースは床を下げて造った
2015年9月に竣工した11世帯からなる武蔵小金井のコーポラティブハウス、coniwaの中の一戸が本浪さんのお宅だ。
「当初は中古マンションのリノベーションを考えていたのですが、なかなか理想的な物件を探せずにいました。そんな時にたまたまWEBで見つけたのがArchinetのコーポラティブハウスでした。その時はコーポラティブハウスがどういったものかを知らなかったのですが、自分の好みに合わせて設計できるという魅力に惹かれ、決断しました」
フォトグラファーの隆弘さんの仕事場はリビングの一角に設けた。
なんと、床の一部を掘り下げ、仕事場ならぬ仕事”箱”を作った(TOPの写真の左側)。箱の上階は現在、長男の開くんの秘密基地となっている。
「1階の住戸なので実現できたアイディアでした。建築途中で見学の機会があったのですが、頭ではわかってはいましたが、平たい1階の床にぽっかりと穴が開いている光景には驚きました(笑)」
設計は、YUUA建築設計事務所の相原まどかさん。カーブを描く美しい梁は全戸共通の意匠だそうだ。
「相原さんにはリビングの広さをなるべく広くとりたいという希望を伝えました。仕事箱の周囲をグルリと回遊できる動線を考えていただき、空間をより豊かに使うことができました」
1年前に追加でカウチソファを購入
竣工から約3年が経ち、自分たちのライフスタイルの変化に合わせて、楽しみながら少しづつ手を入れているのだそう。
「家で撮影をすることもあったのでそのためのスペースを空けていたのですが、やはりソファが欲しくなり1年前に購入しました(笑)。ダークな色目のカバーをオーダーしたので、仕事部屋もGWに自分たちで白から黒板塗装に塗り替えました。DIYは他にも足場板を使った棚を作りましたが、やりすぎると手作り感が出すぎるので実はなるべくセーブしています」
「家で撮影をすることもあったのでそのためのスペースを空けていたのですが、やはりソファが欲しくなり1年前に購入しました(笑)。ダークな色目のカバーをオーダーしたので、仕事部屋もGWに自分たちで白から黒板塗装に塗り替えました。DIYは他にも足場板を使った棚を作りましたが、やりすぎると手作り感が出すぎるので実はなるべくセーブしています」
住民の交流もコーポラの大きな魅力
自由に設計ができるコーポラティブハウスの魅力に惹かれて購入を決めた本浪さん。今はもうひとつのコーポラの魅力、他の住戸の家族との交流がなにより楽しいのだとか。
「コーポラティブハウスは、マンションの共有部分……外壁や通路、植栽、マンション名などを、住民が集まって決めていきますので、設計段階から自然と仲が良くなります。各住戸の家族全員が顔見知りなので防犯の面でも安心感があります。どなたかのお宅で飲み会が開かれることも多く、クリスマス会などの季節ごとのイベントはかなり盛り上がります(笑)」
「コーポラティブハウスは、マンションの共有部分……外壁や通路、植栽、マンション名などを、住民が集まって決めていきますので、設計段階から自然と仲が良くなります。各住戸の家族全員が顔見知りなので防犯の面でも安心感があります。どなたかのお宅で飲み会が開かれることも多く、クリスマス会などの季節ごとのイベントはかなり盛り上がります(笑)」