楽しみながら片付く家Part2アイデアと工夫が満載
魅せられる収納
来客時に開けても安心なように
「キレイな家に住んでいる人は、棚の中もキレイにしているひとが多い」ということに気づいて、整理収納の勉強を始めた、整理収納アドバイザーの清江さん。Part1では家族の使い勝手を考えたキッチンやクローゼットを見せていただいた。Part2の今回は、リビングや洗面の収納棚の中を見せていただく。
「リビング収納は、お客様がいらしているときに扉を開くと中が丸見えになるので、とても気になっていました」。
生活動線の中心にある便利な場所なので、文房具、工具、薬、雑貨、アクセサリーなど、よく使う細かなモノをたくさん収めているリビング収納。3年前に、ここを見直すことに。
「棚を計測して無印良品のボックスを活用することにしました。家族の使いやすさを考えて整理を繰り返し、モノの定位置を決定。分かりやすいのでみんな使ったらちゃんと戻してくれます」。
古紙や紙袋などのストックは目立たないようにカーテンで目隠し。リビングで存在感があったプリンターもこの棚の中に移動させた。
「今は、扉を開けてもいつもすっきりとキレイな状態がキープされているので、ストレスを感じることがありません」。
家族も楽しい洗面室
DIYで壁紙や扉の面材を貼ったり、床を貼り変えたりしながら、模様替えを楽しんでいる洗面室。効率的な洗濯動線が確保されている。
「以前は洗い物を入れるバスケットを床上に置いていたのですが、ワゴンの上に載せるようにしたら、みんな床に落とさず入れてくれるようになりました。洗い終わったらハンガーにかけて、上に渡した突っ張り棒に一時仮置き。その後、浴室乾燥かベランダに移動させます」。
パジャマなど入浴後に必要なモノもこのワゴンに。見せたくない下着には蓋ができるようになっている。
「少し前に見直したのがフェイスタオルを収めている棚。スペースが空いていたので、突っ張り棒を中央に渡して手前と奥に仕切りました」。
奥には来客用などたまに使うタオル、手前には普段使いのタオルを。さらにタオルが倒れないように、コの字ラックを逆さにして仕切り棚にしたら、収納力が1.6倍にアップしたそう。
「鏡裏収納は、モノを取り出すときに倒れてきたりするので、スペースに余白が欲しいです」。
開けて美しい洗面台の鏡裏は、アイテム毎にボックスに収めて余裕を持たせて配置。扉裏も活用しつつ、突っ張り棒やパンチングボードなど100円ショップグッズを有効活用している。
「長女のヘアアクセやメガネ収納には、ダイソーのパンチングボードが大活躍でした。朝起きて顔を洗い、身だしなみを整える流れで身だしなみができるので、動線上もベストです」。
プチストレスをひとつずつ解消
グリーンやディスプレイを楽しむリビングにも、様々なアイデアが。
「テレビやワークスペースまわりは、配線がごちゃつくのが気になり、コンセント隠しボックスを設置しました。見た目もスッキリし、埃除けになるので掃除が楽です」。
頻繁に取り替える季節毎のディスプレイグッズは、アイテム分けしてIKEAの棚に。上段のスペースではディスプレイを楽しんでいる。
「ここには他のモノを一時置きしないようにしています。私が置いてしまうと、みんなも無意識に置いてしまうので、気をつけていますね」。
300円均一のグッズなども上手に活用して、素敵に彩る清江さん。
「毎日の生活の中でイラッとする、モヤッとするところをひとつずつ解決していくことで、心地よい空間が保たれます。インテリアも整理収納も、家時間を楽しむための大切な存在です」。