整理収納アドバイザーのアイデアPart1 新築リフォームで考えた 本当にラクできる住まい

整理収納アドバイザーのシンプルライフPart1 新築リフォームで考えた
本当にラクできる住まい

不要なものを見直してシンプルに

都心から緑豊かな郊外に引っ越し、愛犬との暮らしを楽しんでいる整理収納アドバイザーlinenさん。入居時、すべてが備わった新築の空間にあえて手を入れ、大胆に変更したそう。風通しのよいすっきりとした部屋は、自分らしく心地よく暮らすための整理収納が考えられている。
「収納を考えるときは“わかりやすい”ことをいちばん大事にします。見えないように隠すのではなく、ぱっと見てわかる“見える収納”、“出しておく収納”が好きですね」。
服も生活雑貨も、持っているものはすべてフル回転で使用。ひと目見て何がどこにあるのか把握でき、しかも手に取りやすいようにするのが、linenさんの収納の基本。そのため、新築時に付いていたクローゼットなどの不要な扉は、外してしまったそう。Part1では、使いやすさを考えて新築からマイナーチェンジした、キッチンや水回りを見せてもらった。
キッチン台の背面に置いているオープンシェルフ。LOWYAで購入。壁には手の届きやすい位置に棚板を取り付けた。中央のシェルフの上は作業しやすいように、いつも空けている。

キッチン台の背面に置いているオープンシェルフ。LOWYAで購入。壁には手の届きやすい位置に棚板を取り付けた。中央のシェルフの上は作業しやすいように、いつも空けている。

固定観念にとらわれない

どの家にもほぼ必ずあるビルトインのコンロがないのが、linenさんのキッチン。
「ガスコンロ付きのシステムキッチンだったのですが、IHにしたかったので外したんです。その際、以前から考えていたアイデアで、ポータブルの卓上IHコンロを使うことにしました。作業したいときはコンロを移動させれば広く使えるし、お掃除もラク。壊れて新調するときもコストが抑えられます。機能的にも遜色ないので正解でしたね」。
大きくて圧迫感のあるレンジフードも外して、掃除がラクな換気扇にチェンジ。キッチンカウンターには、配膳用のトレーがちょうど収まる幅の天板を上から載せた。
「当初は後ろの棚に置いていた電子レンジも、作業の動線上、カウンター上に置くのがベストと分かって移動させました。背面がリビング側になってしまうので、隠すために板で仕切りを作りました」。
収納棚にはオープンシェルフをセレクト。調理器具はすぐに手に取れるよう、調理する側の壁にボードを設置して掛けて収めている。
「扉や引出しは開け閉めの動作が増えるし、ひと目で分からないのが嫌なんです。オープンシェルフの棚の上は、手前の方の取り出しやすい位置のみ活用して、後ろの方は空けています。何にでも使える器やお鍋があれば十分なので、収納力はうちには必要ないですね」。
固定概念にとらわれず、使いやすいようフレキシブルに考えることが、心地よさにつながる。
カウンターにはトレーと電子レンジが載せられるよう、天板をプラス。幅が狭かった既存のカウンターの上に重ねたことでコストダウン。

カウンターにはトレーと電子レンジが載せられるよう、天板をプラス。幅が狭かった既存のカウンターの上に重ねたことでコストダウン。

ビルトインの代わりに卓上コンロを選択。使わないときは片づけておけば、広々とした作業スペースが確保できる。レンジフードは換気扇に代えたことで掃除の手間が減り、見た目もシンプルになった。

ビルトインの代わりに卓上コンロを選択。使わないときは片づけておけば、広々とした作業スペースが確保できる。レンジフードは換気扇に代えたことで掃除の手間が減り、見た目もシンプルになった。

DIYで取り付けたボードに調理器具を収納。片手でさっと取り出したい包丁は、斜めに収められるように工夫している。

DIYで取り付けたボードに調理器具を収納。片手でさっと取り出したい包丁は、斜めに収められるように工夫している。

食器や鍋類は使い回すものだけを揃えているので、棚の奥の方は空けていてOK。「フル回転させられないモノは自分のキャパを超えています」。

食器や鍋類は使い回すものだけを揃えているので、棚の奥の方は空けていてOK。「フル回転させられないモノは自分のキャパを超えています」。

シンク下にはキッチンまわりの消耗品と、なんとゴミを。細かい決まりのあるゴミの分別に対応している。

シンク下にはキッチンまわりの消耗品と、なんとゴミを。細かい決まりのあるゴミの分別に対応している。

保存用のスナック類は、袋から出して小分けできるケースに。余裕をもたせているのがポイント。

保存用のスナック類は、袋から出して小分けできるケースに。余裕をもたせているのがポイント。

床上を収納スペースにしない

生活動線を考えたとき、水回りの位置も見直すことに。
「朝起きてすぐに顔が洗いたいので、洗面をベッドルームに近い部屋に移動させました。ベランダへの動線もいいので洗濯機置き場も移動させここをランドリールームにしました」。
その結果、空きスペースとなったバスルームに接続した脱衣所は、掃除道具や犬用のグッズを収める収納コーナーに。
「脱衣所にはもともと収納がなかったので、棚をつけてもらいました。棚板の間隔は使い方を考えて、作業のしやすい高さに設定しています」。
収納棚は、床上からいちばん下の棚板まであえて空けている。
「床の上にはモノを置きたくないんです。空けて置いた方が掃除のときにもラクです」。
掃除道具なども壁を利用し、手に取りやすい位置に吊って収納。そうすることにより、掃除の度に床上のモノを移動させる手間がないし、ドアを外したためLDKから丸見えの空間も、すっきりと美しさが保たれる。
洗面と洗濯機を移動させたスペース。引き戸を外した上に、壁の一部も抜いて、ベランダへの動線を確保した。

洗面と洗濯機を移動させたスペース。引き戸を外した上に、壁の一部も抜いて、ベランダへの動線を確保した。

押し入れの扉も外して使用。季節外の家電を収めたスペースの上には突っ張り棒で棚板を渡し、軽めのものを載せている。布団などは無印良品の収納ケースに入れ、分りにくい場合のみラベリング。 

押し入れの扉も外して使用。季節外の家電を収めたスペースの上には突っ張り棒で棚板を渡し、軽めのものを載せている。布団などは無印良品の収納ケースに入れ、分りにくい場合のみラベリング。 

無印良品のソフトボックスを、立ったまま取れる位置に画鋲で取り付けて、愛犬のためのケアグッズをスタンバイ。使用後はすぐに下のゴミ箱へ。

無印良品のソフトボックスを、立ったまま取れる位置に画鋲で取り付けて、愛犬のためのケアグッズをスタンバイ。使用後はすぐに下のゴミ箱へ。

脱衣所だったところに設けた掃除道具コーナー。有孔ボードにフックを活用し、吊るして収納している。こうしておけば床の掃除がしやすい。

脱衣所だったところに設けた掃除道具コーナー。有孔ボードにフックを活用し、吊るして収納している。こうしておけば床の掃除がしやすい。

バスルームの脇にはタオルや脱衣カゴを置く棚を設置。タオル掛けも取り付けた。 

バスルームの脇にはタオルや脱衣カゴを置く棚を設置。タオル掛けも取り付けた。 

犬グッズコーナー。ドッグフードの盛り付けなどがしやすいよう、棚板の間隔を設定。下の段は無印良品のボックスを利用してカバン置き場に。

犬グッズコーナー。ドッグフードの盛り付けなどがしやすいよう、棚板の間隔を設定。下の段は無印良品のボックスを利用してカバン置き場に。

整理収納アドバイザーlinenさん。夫と愛犬とともにシンプルな暮らしを実践。現在、オンラインで整理収納レッスンも開催。

整理収納アドバイザーlinenさん。夫と愛犬とともにシンプルな暮らしを実践。現在、オンラインで整理収納レッスンも開催。

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