
夫婦2人の70㎡リノベーション木漏れ日とグリーンが映える
愛犬と暮らすミッドセンチュリーの家
リビング・ダイニング・寝室をワンルームに
「駅から少し離れていますが、公園が近いことが決め手でした」と話す島田さん夫妻。閑静な住宅街にある築40年のマンションを購入し、リノベーションした。約70㎡・2LDKの住戸をスケルトンにし、玄関ホールからリビング、ダイニング、寝室までをひと続きのワンルームに。室内に入ると視線が抜け、空間をより広く感じさせる設計だ。奥へ進むほどプライベート性が高まる構成で、リビング・ダイニング・寝室の間にはそれぞれ一部の袖壁を残し、緩やかに仕切っている。夫妻と愛犬は互いの気配を感じながら、好きな場所で思い思いにくつろげる。
この住まい、島田さんは2度手を入れている。一度目は床・壁・天井を剥いでコンクリートの躯体をそのまま表しにして、インダストリアルな世界観を創り上げた。土足で生活していたが、足元から冷えてあまりに寒いため、2度目のリノベを実施。
「最初のリノベの際に、パシフィックファニチャーで担当してくれた方が独立したので、独立した事務所で2度目のリノベも担当してもらいました」。改めてパーケットの床を貼り、窓にはウッドブラインド、キッチンカウンターはコペンハーゲンリブを貼るなど、お気に入りの家具とともにミッドセンチュリーな空間にしている。
方向転換のきっかけとなったのが、一つの家具との出合いだ。妻は家具が好きで、ヴィンテージ家具を扱う仕事に携わったこともあるほど。
「リビングに置いているイギリス、ジープランのドレッサーデスクと出合ったことで、木の質感が豊かな北欧インテリアやミッドセンチュリー期の家具に興味を持つようになりました」と語る。
この住まい、島田さんは2度手を入れている。一度目は床・壁・天井を剥いでコンクリートの躯体をそのまま表しにして、インダストリアルな世界観を創り上げた。土足で生活していたが、足元から冷えてあまりに寒いため、2度目のリノベを実施。
「最初のリノベの際に、パシフィックファニチャーで担当してくれた方が独立したので、独立した事務所で2度目のリノベも担当してもらいました」。改めてパーケットの床を貼り、窓にはウッドブラインド、キッチンカウンターはコペンハーゲンリブを貼るなど、お気に入りの家具とともにミッドセンチュリーな空間にしている。
方向転換のきっかけとなったのが、一つの家具との出合いだ。妻は家具が好きで、ヴィンテージ家具を扱う仕事に携わったこともあるほど。
「リビングに置いているイギリス、ジープランのドレッサーデスクと出合ったことで、木の質感が豊かな北欧インテリアやミッドセンチュリー期の家具に興味を持つようになりました」と語る。

Instagramアカウント@a___bemiでは、自身の暮らしを発信している。

ダイニングテーブルは中央に2枚の板をエクステンションできるタイプ。コーナーにはスタッキングできるチェアを6脚がありいつでも大勢で集まれる。

玄関ホールから袖壁で緩やかに分けたワンルーム空間。腰の高さまでペインティングしたグレーのラインが空間の奥行きを印象付ける。

60年代のイギリス製のキャビネットと60年代アメリカ製のウォールスカルプチャーが白い壁に映える。

キャビネット内には夫がコレクションしているスーべニアのブロンズ像を飾っている。

壁に掛けている両面時計はかつてアメリカの学校で使われていたもの。リビングとダイニング、どちらからも見やすい。

玄関ホールはコンパクトに収まるコーナー家具を採用。上には愛犬と同じ犬種の陶器を置いている。スイングドアの向こうは靴のまま出入りできる収納スペース

窓は寝室を含め全てウッドブラインドに。景色が柔らかく感じられ、日差しが描くストライプの影が時間とともに移り行くのも楽しい。

愛犬、アメリカン・コッカースパニエルのフレッド。パーケットの床で心地よさげに昼寝中。
好きなものをボーダーレスに楽しむ
ホームパーティが多い島田邸。
「集まった人に自由に使ってもらっています」というキッチンは、ダイニングと向き合う形のオープンスタイルで、ステンレスで造作した。ほとんどの調理小物はハンギングしているため、本人たちはもちろん、誰でもどこに何があるかひと目でわかり、使いやすい。
ダイニングのテーブルは、スコットランドの建築家マッキントッシュがデザインしたもので、スタッキングできるチェアはオランダ製、リビングにはデンマークのカイ・クリスチャンセンがデザインしたシェルフなど、夫妻のセンスで自由に選んだミッドセンチュリー期の家具が落ち着いた雰囲気を醸す。アクセントを添えているのが、スペイシーなスカルプチュアやダイナーにあるようなペーパーナプキン入れなど、アメリカンな小物たち。冷蔵庫にはアメリカのスーパーのチラシを貼るなど、インテリアの遊び方はボーダーレス。シェルフにはカセットで聴く90年代の音楽や写真集のコレクションなど、理容師であり趣味人でもある夫のお気に入りが収まり、賑わいを見せている。
「集まった人に自由に使ってもらっています」というキッチンは、ダイニングと向き合う形のオープンスタイルで、ステンレスで造作した。ほとんどの調理小物はハンギングしているため、本人たちはもちろん、誰でもどこに何があるかひと目でわかり、使いやすい。
ダイニングのテーブルは、スコットランドの建築家マッキントッシュがデザインしたもので、スタッキングできるチェアはオランダ製、リビングにはデンマークのカイ・クリスチャンセンがデザインしたシェルフなど、夫妻のセンスで自由に選んだミッドセンチュリー期の家具が落ち着いた雰囲気を醸す。アクセントを添えているのが、スペイシーなスカルプチュアやダイナーにあるようなペーパーナプキン入れなど、アメリカンな小物たち。冷蔵庫にはアメリカのスーパーのチラシを貼るなど、インテリアの遊び方はボーダーレス。シェルフにはカセットで聴く90年代の音楽や写真集のコレクションなど、理容師であり趣味人でもある夫のお気に入りが収まり、賑わいを見せている。

冷蔵庫は日本製。キッチンのステンレスに合わせて選択。扉に海外に行ったときに手に入れたチラシを張って遊んでいる。

床のウッドの質感に合わせ、カウンターの腰壁にはコペンハーゲンリブを採用した。

戸棚は造作。戸にはガラスをはめこみ、中が見える設えにした。

タフな業務用で、使い勝手以上に見た目が気に入って選んだ4つ口コンロ。

壁面にもハンギング。コンクリート壁のため、フックは大工さんが苦労してつけてくれた。

リビングのローズ色のソファはパシフィックファニチャーのもの。独特の色が気に入っている。ガラスのラウンドテーブルは60年代のイギリス製。

リビングの一画に置いているのが、最初に出合ったミッドセンチュリー期のドレッサーデスクでメイクや書き物、工作をする時などマルチに活躍。テーブルランプは、ルイス・ポールセンのパンテラ。

マルト・スタムの椅子は本革で80年代ぐらいのリプロダクション。書棚はカイ・クリクリスチャンセンの60年代の壁付けシェルフ。夫のお気に入りの写真集などが納まっている。

音楽を持ち歩いて楽しめるシューズボックス型と呼ばれるカセットプレーヤー。持ち運び用のハンドルがついたレトロなデザインが気に入っている。

夫のコレクションを収納しているカセットテープケースは90年代に流行ったもの。
暮らしを楽しみながら完成を目指す
調理小物を吊るしたキッチンやオープン書棚のあるリビングなど、島田邸の魅力の一つは、日々の暮らしをそのまま見せながら、それが洗練されたインテリアになっていることだ。その象徴といえるのが、寝室に置かれたサークルラック。玄関ホールから室内に入ると、ダイニングキッチンの奥に見える1920年代アメリカ製のヴィンテージ品だ。
「一人では動かせないほど重いんです。ハンガーも、ラックの重厚感に合う古い木製のものを選んでいます」と妻。装飾的な脚部は上部のシャンデリアとも響き合い、個性的で強い存在感が島田邸らしさを物語る。ガラスをはめ込んだ腰壁がフレームとなり、サークルラックを絵画のように引き立てている。
テレビは置かず、映像を楽しむときはスクリーンを下ろし、プロジェクターで鑑賞する。くつろぎの時間には、夫が音楽をかけながら古い雑誌をめくり、妻は編み物をする。
好きなものと不要なものを見極め、足し算と引き算でつくる自分たちらしい空間。
「今も、窓際のインテリアをどうするか、ベッドフレームの色はこのままでいいのかなど、暮らしながら楽しみつつ、ゆっくり完成に向かっている感じです」と妻は話す。丹精して育てているモンステラなどのグリーンが、時を重ねて味わいを増した家具と響き合い、家で過ごす時間をいっそう豊かにしている。

DKの奥に位置する寝室に置いているサークルラック。上部にガラスをはめ込んだ袖壁で緩やかに空間を分けている。

リビングから見た島田邸。ダイニング越しに寝室までが見通せる伸びやかな間取り。

寝室のクローゼットは上部がルーバーの扉で軽やかな印象に。

サークルラックには日常使いのパンツやシャツを中心に、妻が編んだバッグも掛けている。

オレンジのラウンジチェアは夫からの誕生日プレゼントで愛犬もお気に入り。アイテムのスツールにはグリーンを置いて。

サブウェイタイルを貼った洗面台。三面鏡の外側2面には照明入り。

玄関でお出迎えしているのはブルドッグ。革製のフットスツールで結婚式や子供の誕生などのお祝いとして贈られたミッドセンチュリー期のもの。








